迷惑メールと判定される基準とは?回避する対策15コ
こんにちは!営業担当の吉田です。
配信したメルマガが迷惑メールになってしまったことはありませんか?
本コラムでは、迷惑メールと判定される原因と、迷惑メールとみなされないための15の対策をご紹介します。
目次[非表示]
- 1.迷惑メールの傾向
- 2.迷惑メールと判定される原因
- 2.1.メール配信に適した環境設定ができていない
- 2.2.配信先のリストに問題がある
- 2.3.メール本文に問題がある
- 3.迷惑メールと見なされないための15の対策
- 3.1.①FromドメインのDNSの設定内容を確認する
- 3.2.②SPF、DKIMなどのドメイン認証をする
- 3.3.③配信速度を調整する
- 3.4.④エラーアドレスのクリーニングをこまめに行う
- 3.5.⑤送信元のIPレピュテーションを意識して配信をする
- 3.6.⑥正しいリダイレクト先を設定する
- 3.7.⑦迷惑メールに多く見られる禁止ワードは使わない
- 3.8.⑧記号による装飾を使わない
- 3.9.⑨フリーの短縮URLではなく独自ドメインを使う
- 3.10.⑩メルマガ登録はダブルオプトイン方式、メルマガ解除方法はわかりやすく。
- 3.11.⑪インタラクティブコンテンツをなるべく含まない
- 3.12.⑫過剰な書式設定を避ける
- 3.13.⑬テキスト量に対して適切な画像量に設定する
- 3.14.⑭ユーザのデバイスに合わせたコンテンツを設定する
- 3.15.⑮魅力あるコンテンツを作成する
- 4.迷惑メール対策にはアララ メッセージ
迷惑メールの傾向
迷惑メール対策(迷惑メールと見なされない配信対策)はメール配信をされている企業には関心の高いテーマだと思います。
年々迷惑メールが巧妙さを増しているため、ユーザ(受信側)はメールを受信することに敏感になってしまいます。
そのため、送信側は「正当なメールであること」や「受け取る価値のあるメール」だということをユーザに認識してもらうかがいかに重要か分かります。
迷惑メールと判定される原因
迷惑メールと見なされるメールとは、受け取ったユーザが不快になるメールといえます。
誰もが不快になるメールは受け取りたくないはずです。
したがって、迷惑メールと見なされないために「ユーザを不快にさせないメール」を送ることが大切です。
迷惑メールと判定される具体的な原因として以下があげられます。
メール配信に適した環境設定ができていない
迷惑メールと判定される原因の一つは、メール配信の環境設定にあります。
なりすましメールなどの被害が拡大している中、どのような相手(メールサーバー)から届いているのかをはっきり示すことが重要です。
DNS設定をおこない身元を明らかにすることはもちろん、「送信ドメイン認証技術」に対応しているようなセキュアな環境から配信を行うといった考慮が必要です。
また、むやみに大量にメール配信することは適切ではありません。
携帯キャリア各社やWebメールでそれぞれ定めている判定基準を越えるような送り方をしてしまうとスパムメールとして判断されてしまうためです。
そのために、送信先ごとに最適な送り方ができるような配信環境を利用することをおすすめします。
配信先のリストに問題がある
届かないメールアドレスを、他のメールアドレスと一緒に送り続けていませんか?
宛先不明など、送信エラーとなってしまうメールアドレスをたくさん保有しているリストでメール配信をおこなうと、迷惑メール判定されやすくなります。
同じ送信元から、たくさんの送信エラーが発生してしまうと「これはスパムメール」なのではないかと送信先が疑ってしまうためです。
届かないメールアドレスは除外(クリーニング)して配信をおこなうことが大切です。
メール本文に問題がある
迷惑メールによく使われるような単語や記載方法があります。
それらのキーワードをメールの件名や本文に入れてしまうと送信先から迷惑メール判定されてしまうので注意が必要です。
また、度が過ぎる煽り表現や飾り文字なども、迷惑メールと判断される可能性があります。
送信環境やリストなどに問題がない場合は、メール本文内に迷惑メールとなりそうな文字が利用されていないかをチェックするとよいでしょう。
では、実際に回避するためにはどのような対策をおこなったら良いのでしょうか?
厳密には携帯キャリア各社やWebメール、ISPなどがそれぞれ設けているガイドラインに細かな違いはありますが、一般的なポイントの一部を以下に挙げています。
そのすべてがやはり、受信側(キャリア、ユーザいずれも)に不快感や不信感を抱かせないための対策だと思って良いでしょう。
迷惑メールと見なされないための15の対策
15の施策のうち、実践できていない施策がある場合は、できるだけ早急に対応することをおすすめします。
また、15の施策を通じて「受信者のことを第一に考えよう」「受信側を不快にさせないようにしよう」と考えるきっかけになれば幸いです。
①FromドメインのDNSの設定内容を確認する
受信側のキャリアやISPの中には、メールのFromドメインのDNSを逆引きしてIPアドレスが関連付けられて設定されているかを確かめるケースがあります。
その際にDNSが信頼ある状態にしておくことで、信頼できない送信元と見なされることを回避できます。
②SPF、DKIMなどのドメイン認証をする
SPFとDKIMはどちらも送信元ドメイン認証の技術であり、メールのサーバ元を証明するものです。
具体的にどのような技術かは、過去のコラムで紹介していますので、ぜひご確認ください。
③配信速度を調整する
メールはただ速く送ればいいというものではありません。
短時間で大量のメール配信をすると、迷惑メール判定されやすくなってしまいます。
適切な量を適切な速度でメールを送るためにはメール配信エンジンを利用することが効果的だと言えます。
メール配信業者が提供するメール配信エンジンでは、この部分が適切にチューニングされています。
ただし、FromドメインのIPレピュテーションが低い場合などは、チューニングされた上でもメールが届きにくいケースがあります。
その場合は、速度を落として配信するなどを試してみましょう。
④エラーアドレスのクリーニングをこまめに行う
エラー率の高いメール配信は迷惑メール判定されやすいため、エラーアドレスは配信リストから除外するクリーニング作業をこまめに行いましょう。
⑤送信元のIPレピュテーションを意識して配信をする
たとえば、これまで3,000件程度の配信だったFromアドレスから急に30万件の配信をした場合、IPレピュテーションが下がってしまう可能性があります。
IPレピュテーションが低いと評価されると、迷惑メールと見なされるだけでなく、メールの到達率の低下にもつながります。
まずは下げることを回避するよう、現実的な配信を心がけましょう。
⑥正しいリダイレクト先を設定する
メール本文に表示されているURLと、その先にあるWEBサイトが異なるものだった場合、そのメールはあやしいと思われてしまう可能性があります。
そのため、ユーザから見たURLとリダイレクト先に齟齬がないようにしておくことが理想的です。
⑦迷惑メールに多く見られる禁止ワードは使わない
明らかに迷惑メールによく使われているようなキーワード(禁止ワード)の使用はやめましょう。
<例>
|
⑧記号による装飾を使わない
記号を多用した装飾は迷惑メールによく使われる手法であるため、できるだけ避けましょう。
<例> ◆○★◆○★◆○★◆○★◆○★◆○★◆○★◆○ |
⑨フリーの短縮URLではなく独自ドメインを使う
迷惑メール判定の基準は、メール本文に記載されているリンクのドメインにまで及びます。
一般的な短縮URLのドメインは、さまざまなメール配信に使用されていることもあり信頼性が高くありません。
したがって、そういった短縮URLを使用してしまうと、仮に迷惑メール業者が同じ短縮URL(ドメイン)を使用して場合に、とばっちりを受けて迷惑メール判定されてしまう可能性があります。
どうしても短縮URLを使用したいという場合には、独自ドメインを使用しましょう。
また、特にGmailなどは、メール内にアフィリエイトリンクが貼られることを好まないようです。
アフィリエイトを使う場合は、WEBサイトへの遷移を促した上でアフィリエイトに誘導しましょう。
⑩メルマガ登録はダブルオプトイン方式、メルマガ解除方法はわかりやすく。
「オプトイン」とは、ユーザがメールを受け取る意思表示をすることです。
反対に「オプトアウト」とは、ユーザがメールをもう受け取らない意思表示をすることです。
また、ユーザの意思に関係なく無差別に一斉配信するメールを「スパム(メール)」と呼びます。
スパムメールに間違われないようにするには、メルマガ登録フォームから登録したメールアドレスに仮登録メールを送信し、メール内のURLをユーザにクリックしてもらうことで本登録とする「ダブルオプトイン」方式がおすすめです。
この方式の場合、実在するメールアドレスかが確認でき、純度の高い配信リストを形成することができます。
⑪インタラクティブコンテンツをなるべく含まない
JAVA、RSSフィード、フォームなどのインタラクティブコンテンツを含んだメールは、スパムフィルターがトリガーされることがあり、迷惑メールと見なされる可能性があります。
そのためなるべく含まずにメールを作成するよう気を付けましょう。
⑫過剰な書式設定を避ける
連続した感嘆符や過剰な色付け、大きすぎるフォントサイズなども迷惑メールによく使われる手法であるため、避けた方が賢明です。
<例>
|
⑬テキスト量に対して適切な画像量に設定する
メール内の画像サイズが極端に大きい場合や、テキスト量に比べて画像の比率が高い場合に、迷惑メールと見なされる可能性があります。
画像の方がブランディング向きではありますが、伝えたいことはテキストにしてしっかりと記載するなどの対策をしましょう。
⑭ユーザのデバイスに合わせたコンテンツを設定する
受信者側の環境は、スマートフォン・ガラケー・タブレット・PCなど多岐にわたります。
そのため、一つのデザインで受信者全員が同じように見えるとは限りません。
文字化けやデザイン崩れなどで見づらいメールは開いてもらえなくなってしまい、やがて迷惑メールと見なされてしまう可能性もあります。
マルチパート配信などを利用し、受信側のデバイスに合わせたコンテンツ設定を意識しましょう。
⑮魅力あるコンテンツを作成する
冒頭にお伝えしたとおり、迷惑メールと見なされない対策は「ユーザを不快にさせないメールを送ることです。
ユーザにとって価値のある情報とは何か?ユーザが読みやすいメールとはどんなメールか?など、ユーザの立場になって考えたメールを作成することが一番の対策と言えます。
迷惑メール対策にはアララ メッセージ
いかがでしたでしょうか?
ご紹介した15の対策が実施できているかどうか、改めて見直しを行ってみてください。
最後に、弊社製品の「アララ メッセージ」には迷惑メール対策として有効な機能が豊富に揃っています!
メール配信に関するご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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