迷惑メールと判定されないために送信側ができる対策とは?
こんにちは!営業担当の吉田です。
これまでご紹介してきた迷惑メール対策やなりすましメール対策についてのコラムに大きな反響をいただき、メール配信を実施されているお客様やメール配信をご検討中のお客様の関心がとても高いテーマであることがわかりました。
そのため今回は、「送信側目線の迷惑メール対策」をご紹介します。
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なぜ「迷惑メール対策」が必要なのか
メール配信には「送信側」と「受信側」が存在し、両者の「迷惑メール対策」の定義は、正反対のように見えます。
「特に対策をしなくても配信すれば届くのでは?」と思われるかもしれませんが、携帯キャリアやインターネットサービスプロバイダの迷惑メールに関するルールは年々厳しくなっており、メールが届かない場合もでています。
その背景には、不明なアドレスや登録した覚えのないサービスからの迷惑メールだけではなく、メールを利用したフィッシング詐欺などの横行も挙げられます。
メール送信側である企業としては、迷惑メールに敏感になっているキャリアやユーザに対して「適切なメールであること」「送り主がなりすましでないこと」「ユーザにとって有益なメールであること」などを“証明”することが、メールの送信側である企業の「迷惑メール対策」であると言えます。
「迷惑メール対策」の本当の意味とは
「適切」「安全」「有益」などの“証明”を実現する方法としてメール配信システムの利用があげられます。
メール配信は送信側と受信側の合意のもとで行われます。
これをオプトインといい、この合意がとれていないメール配信は違法です。
つまり「迷惑メール対策」の本当の意味とは、送信側と受信側の双方が適切なメールや必要なメールを確実に送り、受け取る環境を作ることです。
一見正反対に見える送信側と受信側の「迷惑メール対策」の定義は、本質を考えると実は同じことだと言えます。
今すぐ始められる!(送信側の)迷惑メール対策
送信側と受信側の双方が、適切なメールや必要なメールを確実に送り、受け取る環境を作る際に、送信側が今すぐ始められる対策をご紹介します。
アドレス帳に登録をお願いする
これは、受信側に「このメールを受け取ります」と意志表示をしていただく方法です。
送信側と受信側の合意を“証明”する方法とも言えます。
携帯キャリアアドレスをご利用のユーザには「ドメイン指定受信の設定」、Webメールをご利用のユーザには「送信元アドレスのアドレス帳への登録」を促すようなコメントを記載しましょう。
◆おすすめ対応:メールアドレスの登録画面やマイページへの記載 |
受信側にあわせた適切なメールを送る
受信側の環境は、携帯キャリアやWebメールといったメールアドレスの種類の違いや、スマートフォン、ガラケー、タブレット、PCといった端末の違いなど多岐にわたります。
そのため、配信するメールが一つのデザインでどの環境でも同じように見ることができるとは限りません。
デザインが崩れているなど、受信側が見づらいと感じるメールは開封されなくなり、やがて迷惑メールと見なされてしまう可能性があります。
それぞれの受信環境(アドレス、端末など)に合ったデザインや書式を使いましょう。
◆おすすめ対応:マルチパート配信、レスポンシブメール
|
タイムリーに送る
メール配信を行われている方は既に気を遣われている方が多いと思いますが、夜中や早朝など、受信側が迷惑だと感じる時間帯にメールを送らないことはとても大切です。
メール配信に遅延が発生し、意図していない時間に届いてしまう場合は、高速配信に対応しているメール配信エンジンの導入を検討してみるといいかもしれません。
◆おすすめ対応:高速メール配信エンジンの導入、配信時間帯の設定 |
メルマガの解除手続きは簡単に
メルマガを解除されないようコンテンツの充実やメールの見やすさを工夫することは必要ですが、解除手続きを簡単にすることも重要です。
解除手続きを複雑にした場合、ユーザに「解除したいのにできない面倒なメール→迷惑メール」と認識され、迷惑メールBOXへ入れられてしまうケースがあります。
その結果、配信したメールや送信元のドメインが迷惑メールもしくは迷惑メール業者と見なされる可能性があります。
そのようなリスクを避けるためにも、ユーザにとってわかりやすいフォーマットやフローを心がけましょう。
◆おすすめ対応:メールアドレスの登録・解除フォーム |
送信側の迷惑メール対策にはアララ メッセージ
いかがでしたでしょうか。
ご紹介した送信側の対策はどれも今すぐに始められる対策であり、送信側と受信側の双方にメリットがある内容のため、ぜひ実践してみてください。
メール配信のセキュリティに課題をお持ちでしたら、ぜひご利用を検討ください!
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