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メルマガ開封率の平均って?開封率を上げるための方法や測定方法について解説

こんにちは! 営業担当の関本です。

メールマーケティングではメールが読まれなければマーケティングの意味がありません。

配信したメルマガの開封率が低い場合、中身を読んでもらう工夫をすることが大切です。

今回は、メルマガの開封率はどうすれば上げられるか、その方法についてご紹介させていただきます。

メールマーケティングを始めたばかりの方やこれからメールマーケティング施策を検討している方にも本コラムが少しでもお役に立てれば幸いです。



目次[非表示]

  1. 1.メルマガ開封率とは?
  2. 2.メルマガ開封率の平均は?業界、時間帯によってどうちがう?
    1. 2.1.業界別メルマガ開封率
    2. 2.2.時間帯別メルマガ開封率
  3. 3.HTMLメールなら可能!メルマガ開封率の測定方法
    1. 3.1.メルマガ開封率をKPIとして設定しよう
  4. 4.メルマガ開封率を上げる3つの方法
    1. 4.1.1. 件名を工夫しよう
      1. 4.1.1.4Uの原則を意識する
      2. 4.1.2.最も伝えたい内容はタイトル前半に記載する
    2. 4.2.2. 配信時間と配信頻度
    3. 4.3.3. ゴミ箱行きを避けて
      1. 4.3.1.件名や差出人名を明らかにする
      2. 4.3.2.低いエラー率を保つ
      3. 4.3.3.送信ドメイン認証をおこなう
  5. 5.最後に

メルマガ開封率とは?

メルマガ開封率は、どのくらいのユーザが届いたメルマガを開封しているのかを表す数値です。

開封率を知ることにより、読者が何を求めているかを知る指標にもなります。

メルマガ開封率は「開封数÷有効配信数×100%」という式で割り出すことができます。

つまり、1,000通のメルマガを配信したときに300人が開封した場合は「300÷1,000×100%」となり、開封率はおよそ30%と導き出されます。


メルマガ開封率の平均は?業界、時間帯によってどうちがう?

メルマガの開封率は、一般的には平均でおよそ20~30%といわれています。

ただし、これはただサイトに登録しただけで送られてくるメルマガなど、ユーザがメルマガに興味がない場合なども全て含まれている数字です。

読者が関心を持ってメルマガに登録している場合、平均的な一般ユーザの開封率はおよそ20%、ロイヤルユーザでは、30%ほどの開封率となっており、高いマーケティング効果があることがわかります。

さらに、メルマガの開封率の平均値は業界や時間帯によっても異なります。



業界別メルマガ開封率

業界別でみたメルマガ開封率の平均は、以下の通りです。

コミュニケーション(広告・PR・デジタル)業界が最も高く、48%を超える結果となっています。

一方でWebマーケティング業界は、21%と、コミュニケーション業界の半分にも満たない数値となりました。


業界
開封率
代理店・取次店
31.12%
エンタメ
37.41%
自動車
33.81%
コミュニケーション(広告・PR・デジタル)
48.80%
教育
28.17%
金融
26.50%
美容・ヘルスケア
27.73%
ヘルスケア(医薬品、医療機器、医療IT)
30.85%
Webマーケティング
21.90%
リーガルサービス
32.42%
NPO(非営利団体)
39.71%
出版
37.51%
不動産
37.23%
飲食
35.34%
小売り
31.64%
スポーツ、アクティビティ
32.62%
ハイテク
33.92%
旅行
29.09%

出典:2023 Email Marketing Benchmarks by GetResponse


時間帯別メルマガ開封率

時間帯別でみたメルマガ開封率は以下の通りです。

意外にも朝4時が最も高い数値となっており、夜9時~朝3時までは低い傾向になっています。

しかし、朝早すぎる時間帯に送ると会社のイメージ低下に繋がる可能性もあるため、送る際には十分に検討する必要があります。

また、朝起きてから出社するまでの時間帯、また就業後の時間が高くなっています。


時間
開封率
時間
開封率
1時
20.64%
13時
26.73%
2時
19.76%
14時
25.73%
3時
19.89%
15時
27.89%
4時
33.04%
16時
26.41%
5時
31.08%
17時
28.09%
6時
31.29%
18時
29.76%
7時
28.51%
19時
26.53%
8時
28.95%
20時
24.08%
9時
27.04%
21時
21.65%
10時
24.83%
22時
19.07%
11時
25.42%
23時
20.76%
12時
27.41%
24時
21.04%


出典:2023 Email Marketing Benchmarks by GetResponse


HTMLメールなら可能!メルマガ開封率の測定方法

メルマガ開封率は、HTML形式のメールで計測することができます。

その理由は、HTML形式のメールでは、メール内に画像を埋め込むことができるからです。

ユーザがメールを開封するとメールソフトが画像をダウンロードするため、画像のダウンロード数を計ることで開封率を知ることが可能となります。

なお、テキスト形式のメールではこの方法が使えないため、メルマガ開封率を知ることはできません。

HTMLメールならメルマガ開封率の測定が可能



メルマガ開封率をKPIとして設定しよう

メルマガ配信には以下のKPIがあります。


  • リスト数:保有しているアドレスリスト数
  • 配信成功率:メールを送って配信成功した率
  • 開封率:メールが開封された率
  • クリック率:URLがクリックされた率

開封率はメルマガ配信において、お客様の興味関心度を図る重要な指標です。

開封率が低い場合は、配信のコンテンツや配信時間などを検討する必要があります。

まずは、開封率をKPIにおいて自社の開封率の平均値を割り出し、改善していくことで、効果的なメルマガを配信できます。


メルマガ開封率を上げる3つの方法

メルマガ開封率を上げるには、ちょっとした工夫が必要となります。

その中でも3つの方法をご紹介します。


1. 件名を工夫しよう

メルマガを受け取ったユーザは、ほぼ件名と送信元のみを情報としてメールを開くかどうかを決めます。

件名が長すぎてどのような内容か分からなかったり、魅力的な件名ではなかったりする場合、開封率は落ちてしまいます。

件名は短く端的に分かりやすくすることを心がけ読者の関心を惹きつけるものとなるように工夫してください。


4Uの原則を意識する

ユーザの目を引く件名を設定するために、「4Uの原則」を意識しましょう。

【4Uの原則】

  • 有益性(Useful)
    メールを読むことでどんな有益なことが自分にあるのかイメージできるようにしましょう。
    修正例:
    • あたたか冬物衣類が続々入荷中
    • クーポン付き!あたたか冬物衣料が続々入荷中

  • 緊急性(Urgent)
    「今だけ」、「◯人まで」などの時間や対象を限定する言葉を入れて読者の行動を急かす文言を入れましょう。
    修正例:
    • あなたはもうチェックした?サマーセール開催中
    • 本日23時終了!あなたはもうチェックした?サマーセール開催中

  • 超具体性(Ultra-Specific)
    できるだけ具体的な数値やデータを入れることで、読者がイメージしやすくなります。
    修正例:
    • マーケター必見の事例集配布中!
    • 【売上30%UP】マーケター必見の事例集配布中!

  • 独自性(Unique)
    名前を差し込んで入れたり、「マーケター必見」など自分に関係のあるメールなのかを盛り込んだりすることで、開封数のアップにつながります。
    修正例:
    • 最新のメルマガトレンドをご紹介
    • 【マーケター向け 】最新のメルマガトレンドをご紹介


最も伝えたい内容はタイトル前半に記載する

メールは、PCやスマートフォン、タブレットなど様々なデバイスで読まれますが、デバイスによって表示される件名の長さは異なります。

特に、画面が小さいスマートフォンの場合は件名が表示される表の文字数には限りがあり、長くなると後半部分は表示されません。最もアピールしたいことはタイトルの前半に記載するようにしましょう。

最適な文字数は、15文字程度です。



2. 配信時間と配信頻度

メルマガをいつどのくらいの頻度で配信するかも、メルマガ開封率に影響を与えます。

ユーザがメルマガを開封するのは、メルマガが届いてから1時間以内であることが多いといわれています。

メールに気づいたら、すぐその場で開封する人が多く、逆にいえばそのタイミングを逃したら、もう読んでもらえなくなる可能性が高くなります。

したがって、読んでもらいたいターゲットに合わせてどのタイミングに配信すべきか戦略を練る必要があります。

先に時間帯別の開封率の平均値をご紹介しましたが、例えば、ビジネスマン向けのメルマガでは、朝と夕方の通勤時間帯に配信すると開封率が上がると考えられます。

朝6時~8時、夕方17時~18時頃に配信するようにしましょう。

また、主婦層への配信では、昼から午後にかけての時間帯が有効的とされています。12時~15時頃の配信がベストです。

メルマガの配信時間と配信頻度


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3. ゴミ箱行きを避けて

メルマガが受信フォルダではなく、ゴミ箱や迷惑メールフォルダに入っていたということは珍しくありません。

これはメルマガ開封率を著しく下げてしまう要因となるので、早急な対策が必要です。

送信側ができる対処法は、複数あります。以下の点に気を付けて配信をしましょう。


件名や差出人名を明らかにする

件名や差出人を明らかにして迷惑メールとしてカウントされる確率を下げることです。

差出人には企業名と担当者名を入れるなど工夫をして、ゴミ箱行きを阻止してください。


低いエラー率を保つ

また、大量のメルマガにおいて高いエラー率のまま配信を続けていると、メールソフトが迷惑メールだと判定してしまう恐れがあります。

メルマガリストは定期的に見直し、エラー率は3%以下を目指すようにしましょう。


送信ドメイン認証をおこなう

迷惑メールとして誤認されるリスクを回避するために、送信ドメイン認証を実施しましょう。

SPF、DKIMなどを利用することで、メール送信元のドメインを信頼できるものとして認証できるため、なりすましメール対策としても有効です。


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メールマーケティングは多くの場合、有効的に働きますが、開封率が悪ければ思うような効果を得ることはできません。

メルマガによるマーケティングがうまくいかないと感じるときは、メルマガ開封率の集計やメール配信システムを利用すると良いでしょう。

メールマーケティングにおけるHTMLメールの開封率取得やURLのクリック率取得の効果測定機能は、もちろん弊社のメール配信サービス「アララ メッセージ」で実現できます。

メールマーケティングでお困りの方は、ぜひ、アララ メッセージ導入をご検討ください!


最後に

メルマガの開封率について、理解は深まりましたでしょうか。

開封率は、ユーザの興味関心度を測る大切な指標です。

まずは、自社で配信しているメルマガの開封率の平均値を出して、業界別や時間帯別のメルマガ開封率の平均値と比較してみましょう。

また、メルマガ開封率は、少しの工夫で上がる可能性が高いものです。

ぜひ、今回のコラムを参考に、ポイントをおさえたメルマガを作成してみてください。


著者
アララ メッセージ マーケティングチーム

メール配信運用、メールマーケティングに関する情報をお届けするコラムです。“知ってるとちょっとイイコトがある”情報を発信します。




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