Gmailのプロモーションとは?到達率や開封率、タブ振り分けについて解説
Gmailのメールボックスにはメインやソーシャルなど全部で5種類のタブ(カテゴリ)がデフォルトで設置されています。
その中でも「プロモーション」はメールマーケティングをおこなう企業なら知っておきたいタブの1つです。
今回はプロモーションタブに焦点を当てつつ、各タブの特徴や自社が配信したメールをメインタブで受信してもらうための方法などについて解説します。
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Gmailの「プロモーション」とは?
Googleが提供しているメールサービス「Gmail」のメールボックスには様々なタブがあり、届いたメールの種別をシステムが自動で判別し振り分けています。
「プロモーション」はGmailのメールボックスに設置されたタブの1つであり、主に企業から配信されたメールマガジンやセールス・クーポン情報などのメールが振り分けられることが特長です。
Gmailのタブ分類
Gmailには「プロモーション」を含め、全5種類のタブが存在します。各タブの名称と特徴は、以下の通りです。
メイン
自分宛の重要なメールや他のカテゴリに分類されないメールなどが振り分けられるタブです。Gmailにログインすると真っ先に表示されるため、最もユーザーの目につくタブでもあります。
ソーシャル
TwitterやInstagramなど各種SNSやメディア共有サイト、ソーシャルWEBサイトなどから送られたメールが振り分けられるタブです。
プロモーション
先述した、セール情報やクーポン情報などのマーケティングメールが振り分けられるタブです。主に企業からのメールマガジンやHTML形式のメールがこのタブに集中します。
新着
自分宛に送られた、新着の自動生成メールが振り分けられるタブです。例えば確認書・領収書・請求書・明細書などのお知らせメールなどが新着タブに振り分けられます。
フォーラム
所属しているGoogleグループ内で共有されたメールが振り分けられるタブです。グループ内のメールが「メイン」内のメールと混在しなくなるため、 Googleグループを活用している人にとっては便利なタブと言えます。
なお、要回答のメールや後でよく確認したい重要なメールには、「スター」というブックマークのような機能を持ったバッチを付けることができます(自動的に付く場合もあり)。スターが付いたメールに関しては、種別にかかわらず「メイン」タブに振り分けられます。
各タグの到達率・開封率は?
メールマガジンやダイレクトメールなど、メールマーケティングをおこなう企業にとっては各タブの到達率・開封率も気になるポイントです。
リターンパス社が公表した調査結果によると、Gmailにおける各タブの到達率と開封率は以下の通りとなっています。
タブ |
到達率 |
開封率 |
メイン |
55.5% |
22.0% |
ソーシャル |
87.2% |
22.4% |
プロモーション |
84.5% |
19.2% |
新着 |
86.6% |
28.0% |
フォーラム |
77.8% |
21.1% |
上記のデータで注目したいポイントが、最もユーザーの目につきやすい「メインタブ」の到達率が圧倒的に低いことです。
とはいえ、プロモーションタブの登場により企業から配信されるメールが迷惑メール扱いされるリスクは下がっています。
プロモーションタブに振り分けられたメールの開封率は最も低いですが、プロモーションタブに振り分けられたからといってユーザーに読んでもらえる機会が極端に減るとも言いきれません。
重要な点は、自社が配信したメールが迷惑メールとして扱われないように対策を講じることです。
迷惑メールと判定されれば上記のタブに振り分けられることもなく、ユーザーに目を通してもらえる可能性が大幅に下がります。
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また、メールマガジンの開封率を高めるには配信時間にも注意が必要です。
メールマガジンに適切な配信時間は以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
メールをメインタグで受信してもらうには?
せっかくメールを配信するならば、目につきやすいメインタブに届くようなメールを配信したいと考える方は多いでしょう。
しかし、以下2つの理由から必ずしもメインタブにメールが振り分けられることが良いとも断言できません。
送信側からの対策は難しい
そもそも、Gmail宛に送信したメールがどのような基準で各タブに振り分けられるかの基準は公開されていません。
そのため、先述した各タブの特徴に当てはまらないメールが紛れ込んでいるケースもあります。
過去には「画像を挿入しない」「メールの形式をHTMLではなくテキストに変える」「リンクの数は1つに絞る」などの対策によってメインタブに振り分けることはできないかと、様々な企業で試されていましたが、現在に至るまで効果的な対策は不明です。
また、そのような対策はメールマガジンとしての装飾を削ることにもなるため、ユーザーにとっては印象に残りにくく、かえってPR効果が落ちる恐れもあります。
なお、ユーザー側はプロモーションタブに振り分けられたメールをPCの場合はドラッグ&ドロップや右クリックで、スマートフォンの場合は画面右上の三点リーダーからメインタブへ直接移動させることができます。
また、受信設定でプロモーションタブを非表示にしていれば自動的にメインタブへ振り分けられるようになります。
つまり自社からのメールを確実にメインタブへ振り分けられるようにするには、ユーザー自身に移動してもらうか設定変更の手間をかけてもらうしかありません。
上記のことから、プロモーションタブに振り分けられることを前提としたうえで、ユーザーの目に留まりやすいコンテンツを作り上げることを目標に置き、対策を講じた方が賢明です。
タブ対策よりもコンテンツの質を上げることが重要
先述した到達率・開封率の差を見ても分かる通り、プロモーションタブにメールが振り分けられたとしてもユーザーに見られないわけではありません。
とある企業が2016年におこなった調査結果では、Gmailユーザーの中でプロモーションタブを「常に見ている」「少なくとも1日に3~4回は見る」「少なくとも1日に1回は見る」と回答した人は合計で45.1%いることが判明しているようです。
つまり、Gmailユーザーの半数近くは毎日のようにプロモーションタブを見ているといえます。
そのため、企業はまずメール内容の質を上げるための対策を講じる必要があります。
プロモーションタブに振り分けられても、良質なコンテンツが購買意欲の高いユーザーの目に留まればメインタブへの受信に設定してもらえたり、商品・サービスを購入してもらえたりする可能性が高まります。
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まとめ
Gmailのメールボックスには、メイン・ソーシャル・プロモーション・新着・フォーラムという5種類のタブがあり、メールの種類に応じて自動的に振り分けられます。
企業が配信するメールマガジンのほとんどはプロモーションタブに振り分けられますが、メインに振り分けられないからといって到達率・開封率が大幅に落ちるというわけではありません。
そのため、Gmailユーザーに対するメールマーケティングを成功させるにはタブの振り分け対策ではなく、いかに質の高いコンテンツを届けられるかが重要となります。
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