クラウド型とオンプレミス型の違いとは?メリット・デメリットをご紹介
メール配信システムのクラウド型とオンプレミス型の違いについて、お客様からいただくご質問についてお答えします。
目次[非表示]
- 1.メール配信システムとは
- 2.クラウド型とオンプレミス型の違い
- 3.【メール配信システム】クラウド型とは
- 3.1.クラウド型のメリット
- 3.2.クラウド型のデメリット
- 4.【メール配信システム】オンプレミス型とは
- 4.1.オンプレミス型のメリット
- 4.2.オンプレミス型のデメリット
- 5.どちらを導入するかは運用次第
メール配信システムとは
メール配信システムとは、メールの大量配信やセグメント配信をより効率的におこなう仕組みです。
メール配信システムを使うとメールの一斉送信ができるだけでなく、ユーザ属性などセグメントごとにメールを配信することができます。
また、テキストメールに比べ視覚的に訴求力の高いHTMLメールを簡単に作成することもできます。
クラウド型とオンプレミス型の違い
メール配信サービスには「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があります。
以下にそれぞれの項目毎の違いを簡単に表にしてみました。
オンプレミス |
クラウド |
|
初期費用 |
高価 |
安価 |
月額費用 |
固定費 |
変動費 |
利用開始可能日 |
設備導入後 |
申し込み・決済後すぐ |
カスタマイズ |
自由 |
制限あり |
自社の他のシステムとの連携と運営 |
行いやすい |
制限あり |
自社からサーバーへの接続スピード |
高速 |
条件次第 |
情報セキュリティ |
情報現の特定容易 |
災害に強い |
障害対応の復旧時間 |
時間はかかるが障害内容が明確 |
短時間だが障害内容が不明瞭 |
災害復旧(Disaster Recovery) |
対策困難 |
比較的容易 |
冗長化(二重化) |
高費用化 |
容易 |
【メール配信システム】クラウド型とは
クラウド型は、メール配信サービスを提供する業者が所有するサーバーにデータを保存してメールを運用するサービスです。
管理や編集などをWebブラウザ上で行うことができる点が特徴です。
クラウド型のメリット
クラウド型のメール配信サービスのメリットは、気軽に導入できる点です。
アカウントを登録すればすぐに利用を始められ、インターネットにつながる環境であれば場所や使用端末はほぼ問われません。
無料で利用できるプランを用意しているサービスも多いため、導入時のコストを抑えられる点も大きな魅力です。
業者が提供するサーバを使うため、障害があったときの対応を提供元に任せられる点もメリットといえるでしょう。
クラウド型のデメリット
デメリットとしては、運用・管理のすべてをWeb上で行うためカスタマイズに限界がある点、外部サーバにデータを保存するためセキュリティ面で不安が残る点が挙げられます。
【メール配信システム】オンプレミス型とは
オンプレミス型はサーバやパソコンにソフトをインストールして利用するパッケージ型サービスです。
自社でサーバー環境を用意する必要があるため、専門的な知識に長けたスタッフによる運用が求められます。
オンプレミス型のメリット
オンプレミス型メール配信サービスのメリットは、自社の端末にツールをインストールするためクラウド型よりも自由に運用できる点にあります。
また、サーバーなどすべて自社設備で運用するため、既存システムとの連携が容易な点も強みといえるでしょう。
スキルのあるスタッフがいれば柔軟にカスタマイズできるうえ、自社のサーバーでデータを保管することからセキュリティ面でも安心です。
オンプレミス型のデメリット
デメリットとしては、サーバーの設置など環境構築に費用と時間を要すること、そして障害時には自社で対応しなくてはいけない点などが挙げられます。
専門的な知識とスキルが必要なことから、オンプレミス型の場合は外部の専門業者に運用・管理を委託するケースが多いです。
どちらを導入するかは運用次第
クラウド型とオンプレミス型のどちらにもメリット・デメリットがあるため、しっかりと比較・検討してどちらのタイプを導入するか判断する必要があります。
「自社サーバでメール配信をしたい」「自社のセキュリティポリシーに合った運用をしたい」という方はオンプレミス型を、「自社でサーバ構築・運用をするリソースがない」「配信ボリュームに合った予算で運用したい」という方はクラウド版の導入を検討してみましょう。
著者 メール配信運用、メールマーケティングに関する情報をお届けするコラムです。“知ってるとちょっとイイコトがある”情報を発信します。 |
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