API連携とは何か?メリット・デメリットや実際の事例をご紹介
こんにちは!営業担当の梅川です。
前回に引き続きIT超入門編コラムとして、「API連携」について説明します。
目次[非表示]
- 1.APIとは?API連携の仕組みをご紹介
- 2.API連携の活用事例
- 2.1.実際の導入事例
- 3.API連携のメリット
- 4.API連携のデメリット
- 4.1.デメリット①API提供会社へ依存してしまう
- 4.2.デメリット➁サーバーの障害
- 5.アララ メッセージはAPI連携が可能!
- 6.まとめ
APIとは?API連携の仕組みをご紹介
API(Application Programming Interface)とは、ソフトウェアコンポーネントが互いにやりとりするのに使用するインタフェースの仕様です。
要するに、APIとはソフトウェアの機能を共有することを意味します。
「APIを公開する」とは、ソフトウェアの一部を公開することで外部とやり取りをする窓口を作り、外部とコミュニケーションや機能連携が出来る状態にすることを指します。
ソフトウェアの一部を公開することによって、アプリケーション同士で連携することが可能になります。
例えば、日本から他国へ(他国から日本へ)旅行したり貿易を行うには、空港から飛行機に乗ったり、港から船を使ったりしますよね。
日本を1つのソフトウェア、他国を外部のソフトウェアと考えると、飛行機は2つを繋げる窓口であるAPIと言えます。
API連携の活用事例
APIはみなさんの普段の生活でもよく使われています。
例えば、Instagramに投稿をおこなった際にTwitterにも同じ内容を同時投稿することはありませんか?
これは身近なAPI連携のうちの1つです。
SNSが提供するAPIを利用することによって、SNS同士で簡単に記事の共有ができるようになり、サービスの利便性を高めているのです。
また、自身が作成しているWEBサイトに店舗情報などGoogleマップを表示させている方も多いのではないでしょうか。
これも、Google MapsのAPIを利用して常に最新のマップを表示できるようにしています。
他にも、POSレジと販売・商品管理システムと連携することによって、商品がどれだけ売れているかの把握や在庫管理が簡単にできるようになります。
複数店舗ある場合でも、売上データの一元管理ができるようになるので、データマーケティングにも活用できます。
このように、普段使っている仕組みが実はAPIだったということは多くあり、作成するアプリケーションの種類によって、さまざまなAPIが用意されているのです。
実際の導入事例
メール配信システムと連携する場合、どのような使い方がされているのでしょうか。いくつか実際のAPI連携導入事例をご紹介します。
■地方自治体
地方自治体では、自然災害が発生した場合に、避難勧告や避難場所をメールで配信しています。
自然災害発生時は、いち早く地域住民に状況を知らせ、安全確保を促す速報性が重要であり、メールを一から作成している時間はありません。
API連携を活用することによって、このような問題の解決が可能です。
あらかじめ、自治体システム側でメールを作成しておき、災害時に自治体システムからメール配信システムへ連携すること緊急時でもすぐに速報メールを配信することができます。
■航空会社
航空会社では、航空チケット購入者様へ、購入完了メールや、搭乗時間のお知らせメールを配信しています。
このような配信の場合は、「お客様に1通1通 メールを作成する必要があること」「昼夜問わず予約や購入が行われること」といった課題があります。
これを人力で対応しようとするとどうしても限界があります。
API連携でシステム自動化することによって予約や購入した瞬間に、メールを生成、即時にお客様へ配信することが可能です。
API連携のメリット
では、API連携をすることでどのようなメリットがあるのか、3つポイントをご紹介します。
メリット①【簡単に幅広いサービスが提供できる】
システムやサービスを構築する際、APIを利用すれば全機能を一から開発する必要がありません。
既存のサービスから公開されているAPIを利用することで簡単に外部サービスと連携ができ、サービスを拡張することができます。
多様なサービスの提供を可能にすることは大きなメリットと言えます。
メリット②【開発の効率化とコスト削減】
APIを利用することで、開発にかかるコストを削減することができます。
また、開発時間の短縮により他の工程に時間を割くことができるため、効率もよくなります。
メリット③【セキュリティと顧客満足度の向上】
アプリやwebから会員登録や買い物をする際、TwitterやFacebook、Googleのアカウントを使って登録できるケースが増えています。
例えば、Facebookのアカウントを所持していれば誰でもLINEのアカウントを作成できます。
これはFacebookとLINEがAPI連携しているためです。
自社で会員登録の機能を作るよりも、大手サービス企業が製作したアカウント機能の方がセキュリティも高く、ユーザの信頼度も高くなります。
また、新たに登録をしなくても良いという点でユーザの顧客満足度が高くなることも考えられます。
API連携のデメリット
メリットがある一方、API連携にはデメリットもあります。
デメリット①API提供会社へ依存してしまう
API連携に頼りすぎてしまうと、APIを提供している企業がAPIの仕様変更や提供停止をしてしまった際に、開発したサービスにも不具合が生じる可能性があります。
API連携は、あくまでも自社サービスを充実させるためのサブ要素として捉えて利用するのが基本となります。
自社サービスの核となる技術をしっかり持ったうえで、不足している部分をAPIによって補うようにしましょう。
デメリット➁サーバーの障害
API連携先のサービスのサーバで障害が発生してしまった場合、連携に失敗してしまいデータが正確に取得できない可能性があります。
また、APIを利用している他社でAPIの過剰リクエストによって制限をやぶってしまったために連携に問題が発生したり、悪徳業者が不正アクセスするなどの危険性も考えれらます。
アララ メッセージはAPI連携が可能!
弊社が提供するアララ メッセージは、お客様のシステムと連携し、メールの作成から配信までを自動化できるAPIです。
アララ メッセージの特徴
- メール本文作成から配信設定(配信時間や、配信アドレスリスト)の自動化が可能
- 配信結果(配信成功数、失敗数)、エラーアドレス、クリックカウント・開封率の結果取得が可能
まとめ
いかがでしたでしょうか?
API連携におけるメリット・デメリットとAPI連携可能なアララ メッセージについてご紹介しました。
今回のコラムを通じて、弊社のメール配信システムが少しでも気になるというお客様は、お気軽にお問い合わせください!
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