メールマーケティング【2025年最新】基礎から実践!5つの手順と成功戦略を大公開

メールマーケティングとは、顧客とのやり取りを電子メールでおこない、サービスや商品に対する関心を高めることでコンバージョンに結び付けるマーケティング手法です。

今回は、メールマーケティングについて詳しく解説します。



目次[非表示]

  1. 1.メールマーケティングとは?
  2. 2.メールマーケティングの費用対効果
  3. 3.メールマーケティングが必要な理由
    1. 3.1.ビジネスにおけるコミュニケーション手段はメール利用が主流
    2. 3.2.顧客との継続的なコミュニケーションが可能
  4. 4.メールマーケティングによる3つのメリット
    1. 4.1.低予算で導入できる
    2. 4.2.顧客ひとりひとりに合った情報配信が可能
    3. 4.3.開封率などの効果検証も容易におこなえる
  5. 5.メールマーケティングによる2つのデメリット
    1. 5.1.定期的なコンテンツアイデア出しの負担
    2. 5.2.顧客の動向を把握しつつ運用する負荷
  6. 6.効果的なメールマーケティングの種類6つ
    1. 6.1.メールマガジン
    2. 6.2.ステップメール
    3. 6.3.ターゲティングメール
    4. 6.4.メール広告
    5. 6.5.リターゲティングメール
    6. 6.6.休眠発掘メール
  7. 7.メールマーケティングの実施手順
    1. 7.1.①目標の設定
    2. 7.2.②メールアドレスの準備と配信リストの作成
    3. 7.3.③メールの作成
    4. 7.4.④メールの配信
    5. 7.5.⑤効果測定と改善
    6. 7.6.すぐに取り組める施策
  8. 8.メールマーケティングの成功事例
    1. 8.1.購買率の向上やクロスセル・アップセルの促進
    2. 8.2.顧客満足度の向上
    3. 8.3.カート放棄率の低下
  9. 9.メールマーケティングのよくある失敗事例
    1. 9.1.目標設定をせずに進めていく
    2. 9.2.目標を開封率に置く
  10. 10.メールマーケティング実施時のポイント
    1. 10.1.メール本文作成時のポイント
      1. 10.1.1.ヘッドコピーの作成
      2. 10.1.2.ボディコピーの作成
      3. 10.1.3.クロージングコピーの作成
  11. 11.メールマーケティングに必要な配信ツール
    1. 11.1.メール配信ツール
    2. 11.2.MAツール
  12. 12.メールマーケティングで解決できる課題とは
    1. 12.1.顧客エンゲージメントを高める
    2. 12.2.リピートに繋げる
    3. 12.3.顧客の解約を防ぐ
  13. 13.メールマーケティングでのKPIとKGI
    1. 13.1.メールマーケティングのKPI
    2. 13.2.メールマーケティングのKGI
    3. 13.3.メールマーケティングのKPIの設定の仕方
  14. 14.メールマーケティングでのペルソナ設計
    1. 14.1.ペルソナ設定とは
    2. 14.2.メールマーケティングにペルソナ設定が必要な理由
  15. 15.2025年のメールマーケティングトレンド
    1. 15.1.生成AI活用のベストプラクティス
  16. 16.メールマーケティングにおけるセキュリティ対策
    1. 16.1.なりすましメール対策の実践ポイント 
  17. 17.最後に


メールマーケティングとは?

メールマーケティングとは、メールを用いて顧客とコミュニケーションを取り、コンバージョン(資料請求や会員登録、購入など利益につながるアクション)を促すマーケティング手法です。 メールマーケティングと一括りに言っても、目的やタイミング、パーソナライズの度合いによって大きく「一斉外新型のメール」「トリガー型のメール」に分類されます。


【一斉配信型のメール】

内容:一斉配信メールは、同じ内容のメールを同じタイミングで顧客へ一斉に配信する手法

一斉配信型メールの代表例:メルマガ、キャンペーン告知、お知らせ配信など


【トリガー型のメール】

内容:トリガー型メールは、ユーザーの行動によって自動的にメールを配信する手法

トリガー型のメールの代表例:登録後などのサンクスメール、ステップメール(シナリオメール)、誕生日・記念日メール、リマインドメールなど


メールマーケティングの費用対効果

メールマーケティングとは何か分かったところで、メールマーケティングの費用対効果についても見てみましょう。メールマーケティングは、マーケティング手法の中でも費用対効果が高く、多くの企業で実施されています。

例えばメール配信ツールを利用する場合、その多くが月額課金制であり、導入時に大きなコストをかけずに済みます。初期費用を抑えメールマーケティングをスタートすることができるのです。月額費用も配信通数に応じて複数プランが用意されているケースが多く、通数によって最適なものを選ぶことができ無駄が生じにくいでしょう。一通あたりの送信にかかる費用も紙と比べ、紙代、印刷費、郵送費もかからないことから、費用を抑えることが可能です。

さらにセグメントを絞って配信できるため到達率を高められる点や、紙と違い開封率などから効果測定できる点もメールマーケティングの費用対効果が良いと言われる理由となっています。送付先のニーズをつかめばより効果を高めることも可能です。


メールマーケティングにおける費用対効果を高めるためには、以下の3ポイントを押さえましょう。

  • テンプレートの活用
  • A/Bテスト
  • 自動化


【テンプレートの活用】

テンプレートを活用すると、メルマガ作成にかかる負担を大幅に減らせる可能性があります。メルマガを一から作成するとなると、作成する人のスキル等によって品質やかかる工数も変わってきますが、テンプレートを活用すれば、初心者であっても多大な時間をかけずに作成することができます。


【A/Bテスト】

メルマガの効果を高め目標を達成するためには、分析も必要です。メールマーケティングではA/Bテストもできるため、開封率やクリック率などの数値を見ながらより読者の心をつかむ内容を把握したり、実店舗での営業に活かしたりすることもできるでしょう。


【自動化】

メルマガ配信をあらかじめ設定しておいた日時で送信できるように準備しておくと、担当者の負担が減り「送信忘れ」などのミスも減らせます。


メールマーケティングが必要な理由

2024年6月に総務省が発表した「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を参照すると、近年SNSが主要なコミュニケーションツールとして浸透しているものの、30代以上の働き世代では平日のメール利用量とSNS利用量があまり変わらず、40代以上ではSNSよりもメールの平均利用時間の方が長いことが分かります。


出典:令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省(第2章2-1 インターネットの利用項目別の利用時間と行為者率)https://www.soumu.go.jp/main_content/000952987.pdf


実際のビジネスシーンにおいては、社内コミュニケーション用にチャットツールを導入している企業も多いものの、社外の人とのコミュニケーションにおいてはメールが主流です。つまり、メールは現在でも働く人々にとって手軽に利用できる身近なコミュニケーション手段と言えます。 

また、マーケティング施策を実行する側から見てもメールは日常的に使われているツールであるため、他の施策と比べて使い慣れないというハードルが低いと言えるでしょう。


ビジネスにおけるコミュニケーション手段はメール利用が主流

一般社団法人日本ビジネスメール協会が発表している「ビジネスメール実態調査2024」によると、仕事上のコミュニケーション手段について「メール」と答えた方は98.6%にのぼります。
(出典:一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2024」)

この調査結果から分かるように、SNSや他のコミュニケーションツールが発達してきている昨今においても、メールはビジネスシーンにおいて最も活用されているコミュニケーションツールとなっています。そのため、マーケティング活動においても身近に利用されているメールをいかに上手く活用するかが重要です。メールマーケティングはビジネス成長を左右する重要なマーケティング手段なのです。


顧客との継続的なコミュニケーションが可能

メールマーケティングは、顧客と継続的にコミュニケーションを取ることができ、顧客との関係を築きながら最適なアプローチができます。顧客の検討段階には「今すぐの導入を検討していない」、「具体的に導入を検討している」など複数ありますが、導入の検討をしていない顧客にサービスのメリットを紹介しても意味がありません。

顧客の状況に合わせたアプローチを実施するために、継続的にコミュニケーションを取り続け、顧客の検討段階を見極めたうえで、適切な情報を提供することが大切です。また、顧客側が「今すぐの導入を検討していない」場合でも、継続的にメールを届けることで、顧客が検討を開始した際にサービスを思い出してもらいやすくなります。

しかし、継続的なコミュニケーションが途切れると、適切なタイミングで情報提供ができず、競合他社に取られる可能性や検討が中断されるリスクも考えられます。継続的にコミュニケーションを取るための手段として、メールマーケティングは欠かせない施策となります。


メールマーケティングによる3つのメリット

メールマーケティングのメリットは以下の通りです。


低予算で導入できる

メールマーケティングを積極的に導入したい理由として、他のマーケティング戦略に比べて費用を安価に抑えることができる点が挙げられます。手紙やDMを郵送する場合は印刷代や郵送代がかかりますが、メールはそれらのコストがかかりません。そのため、コストをあまり考えず気軽にマーケティングをおこなえるのがメリットです。


顧客ひとりひとりに合った情報配信が可能

メールマーケティング方法の1つに、あらかじめ特定の層にターゲットを絞りアプローチをしていく「ターゲットマーケティング」があります。

例えば、「女性×20歳代×東京」や「1か月以内の来店×男性」のように属性を掛け合わせて絞り込んだセグメントグループ用のコンテンツメール配信をおこないます。セグメントグループの趣味趣向に合った情報を配信をすることで、顧客は自分にだけ送られた特別なものと感じられるため、マーケティング効果も高くなります。


開封率などの効果検証も容易におこなえる

メール配信システムによっては、どのくらいの顧客がメールを開いているかの開封率も知ることができます。今後のマーケティング戦略に役立つ情報も手に入れられるため、メールマーケティングは一挙両得の方法ともいえます。


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メールマーケティングによる2つのデメリット

メールマーケティングのデメリットは以下の通りです。


定期的なコンテンツアイデア出しの負担

メールマーケティングにもデメリットがあります。定期的にコンテンツを作成する必要があるため、常に企画やアイデア出しをしなければなりません。内容が薄いと顧客にメールを読んでもらえなかったり、メールの配信停止設定をされたりするため、常に魅力的なコンテンツを作らなければなりません。


顧客の動向を把握しつつ運用する負荷

メールマーケティングの精度が上がるほど、運用の際に手間が増加していきます。顧客の趣味趣向や流行を把握し、様々な変化に工夫しながら対応しなければならないため、片手間でできるようなものではないことを留意しておきましょう。


効果的なメールマーケティングの種類6つ

メールマーケティングはいくつかの種類に分けられます。


メールマガジン

メールマガジンは顧客にとってお得な情報を定期的に一斉メール配信する方法です。昔から利用されている方法ですが、コンテンツの自由度が高く企業の認知度を深める効果を持っています。


ステップメール

ステップメールは配信ごとに内容が変化し、より顧客の興味を引く効果があります。第1回目はお礼メール、第2回目はクーポンメール、第3回目は特別クーポンメールといったように配信のタイミングを調整しつつ配信内容を変えてリピートにつなげる方法です。

雑誌の連載のようにメール内容が連続しているため、1つのメールでも読まれれば、その前後のメールにも興味を持ってもらえる可能性があります。


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ターゲティングメール

ターゲティングメールは顧客の情報を細分化して、属性にあったメールを配信して開封やクリックといったアクション率の上昇を目的としています。具体的には、以下のようなメールがターゲティングメールに該当します。

  • 年齢層に応じた人気の商品の紹介
  • 各人の購買履歴に基づいた関連商品の案内
  • 会員ステータスに応じた特典のお知らせ

このように、特定のターゲットに向けたメルマガは顧客の関心を引く内容となり、より親しみやすい情報として受け入れられやすくなります。しかし、ターゲティングメールを手作業でおこなうのは膨大な手間がかかるため、メール配信システムを利用するのが効率的です。


ターゲティングメール


メール広告

メール広告は、電子メールを通じて配信される広告形態の一つです。メール広告には2つのタイプがあります。1つはメールマガジンの一部に挿入されるものであり、もう1つはメール全体が広告となるものです。それぞれ、テキストのみで表示されるプレーンテキスト形式と、豊富な表現が可能なHTML形式があります。

メール広告はターゲットとなる顧客に直接アプローチでき、企画から配信まで短期間で実行できる点がメリットと言えます。しかし、スパムメールとして誤解される可能性も0ではなく、受信者の環境や設定によってはHTMLの画像や動画が正しく表示されず、伝えたかった内容と異なる内容が表示されてしまうというリスクもあります。


リターゲティングメール

リターゲティングメールとは、自社サービスサイトにおける顧客の行動状況に基づいて送られるメールのことを指します。具体例として、次のようなものがあります。

  • 特定の商品ページを訪れた顧客に、関連するキャンペーン情報を送る
  • ECサイトで商品をカートに入れたまま離脱した顧客に、購入を促すメールを送る
  • 解約ページを訪れた顧客や解約を検討している顧客に、解約防止のためのキャンペーン情報を送る

適切なタイミングや顧客の状況にあった内容で送ることで、効果的な成果を得られる可能性があります。ただし、過度に配信すると顧客に不信感を与えてしまう可能性があるため、配慮が必要です。


休眠発掘メール

休眠発掘メールとは、一定の期間反応のない顧客や見込み客に対してアクションを促すために配信されるメールのことを指します。休眠発掘メールを配信する際は、新しいタイトルや内容を考慮してメールのコンテンツを作ることが必要です。

休眠発掘メールが反応を引き起こせば、その後はステップメール、セグメントメールを送って、商談や問い合わせにつなげられます。


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メールマーケティングの実施手順

メールマーケティングは手法によってツールやフローに違いがありますが、基本的な流れは決まっています。大まかには5つのステップがあります。

  1. 目標の設定
  2. メールアドレスの準備と配信リストの作成
  3. メールの作成
  4. メールの配信
  5. 効果測定と改善


①目標の設定

目標設定では、メールマーケティングを通して解決したい課題や本来の目的を特定し、それに基づいて具体的な目標を立てます。例えば、「メルマガ経由の問い合わせを月○件に増やす」といった最終目標であるKGIを決め、その達成に向けて必要なKPI(メール開封率、到達率、CTRなど)を設定します。


②メールアドレスの準備と配信リストの作成

アンケート回答や資料ダウンロード、メルマガへの登録促進などを通じて顧客からメールアドレスを獲得したら、そのメールアドレスを収集して配信リストを作ります。顧客が多いほど属性を細かく分類しやすくなるため、精度の高いマーケティングが実施できます


③メールの作成

顧客へ魅力的なコンテンツや情報をメールで提供するために、どの顧客にどのような内容のメールを送るかを考え、メールを作成します。本格的に取り組む場合は、カスタマージャーニーやペルソナ設定をおこなってから作業を進めることをおすすめします。顧客を育成し、次の段階に進める内容かどうかが重要なポイントです。


④メールの配信

メールが完成したら、いよいよ顧客に配信します。本番配信前にテスト配信をおこない、メールの内容に誤りがないか確認してから送るようにしましょう。


⑤効果測定と改善

メールを配信した後は、分析機能などを使って効果を測定しましょう。最初に設定した目標の達成率を確認しながら開封率やクリック率といった細かいデータを分析し、今後に活かせる改善点を見つけます。効果の測定、検証、改善が終了したら次の配信の目標設定を始め、このサイクルを繰り返しましょう。

このように目標設定、配信、改善という流れを繰り返すことで、より効率的なメールマーケティングが可能になります。


すぐに取り組める施策

メールマーケティングを始める際に、誰にどのような内容のメールを送れば良いか迷う方もいらっしゃるでしょう。すぐに実践できる方法としては、名刺データを活用したメルマガ配信や、既存顧客に対してフォローアップメールの配信が効果的です。

さらに、新規顧客やメールアドレス登録をしていない顧客に対しては、メールマガジンへの登録を促し、配信リストを拡大していきましょう。



メールマーケティングの成功事例

メールマーケティングが成功し、目標を達成できた事例は多数あります。以下の3つの事例は、どれもメールを活用して購買率の向上やカート放棄率の低下など、それぞれが抱える問題を解決するために目標を定め成果につなげています。これからメールマーケティングを始めようか検討されている方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。



施策

効果

事例1 

顧客に対して定期的なキャンペーンを展開

購買率の向上やクロスセル・アップセルの促進
事例2
予約の詳細やキャンセルポリシーの情報提供で予定確認のサポートを実施
予約キャンセル率が低下、顧客満足度の向上
事例3
ECサイトでカートに入れた商品のリマインダーや割引情報の提供を実施
カート放棄率が低下


購買率の向上やクロスセル・アップセルの促進

事例1の例として、あるオンラインストアでは、過去に購入した顧客に対して定期的なメールキャンペーンを展開しました。 これにより、特別な割引や限定オファーを提供することができ、顧客の再購買率が飛躍的に向上しました。 さらに、サービスに関連する情報を提供することで、クロスセルにも繋がっています。


顧客満足度の向上

事例2の例として、ある予約サービス企業は、顧客が予約した後にメールリマインダーを配信することでキャンセル率の低下を実現しました。 メールでは予約の詳細やキャンセルポリシーに関する情報を提供し、顧客の予定確認のサポートを実施。 パーソナライズされた情報提供により、顧客は重要な予約を忘れることなく、企業のサービスの満足度向上に繋がりました。


カート放棄率の低下

事例3の例として、あるECサイトでは、カートに商品を追加したが購入に至らなかった顧客に対してリターゲティングメールを配信しました。 商品のリマインダーや追加の割引情報といった内容をメールに記載して配信することで、購買意欲の喚起に繋がります。 これにより、カート放棄率が大幅に低下し、顧客の再訪と購買率の向上が実現されました。


メールマーケティングのよくある失敗事例

目標設定をせずに進めていく

何も考えず単にメールを送るだけでは、商談を生み出したり売上を伸ばしたりすることは難しいでしょう。メールマーケティングの目的や目標を明確にし、顧客にどんな行動を起こしてほしいかを考えてからメール施策に取り組むことが重要です。


目標を開封率に置く

開封率や到達率はメールマーケティングにおける重要な指標ですが、目標達成に向けた途中経過を示す中間指標に過ぎません。

メールマーケティングの本質は、単にメールを読んでもらうことではありません。顧客にメールを読んでもらい、自社やサービスについて知ってもらった後に顧客に「どんな行動を促したいか」、「最終的にどのような目標を達成したいか」を意識してメールマーケティングを実行するようにしましょう。


メールマーケティング実施時のポイント

メールマーケティングでは、メッセージを1つに絞り込み、コンパクトにまとめることが重要です。一目で伝わるようなメールを設計しましょう。件名などを工夫し目を引くメールに仕上げることで、顧客に読んでもらえる可能性が高まります。また、メール開封後、最後まで読みたいと思ってもらえるように、メール本文の書き方を工夫したり、画像を挿入したりすることも大切です。


メール本文作成時のポイント

顧客に最後まで読んでもらえるようにするには、メール本文に流れを作るのがコツです。以下の3つのステップに分けてメールをデザインすると、メールマーケティングの効果が上がりやすくなります。

  • ヘッドコピー
  • ボディコピー
  • クロージングコピー

ここでは各コピーの作成方法の基本と例文を紹介します。


ヘッドコピーの作成

ヘッドコピーとは、メールの冒頭に記載する「つかみ」の部分です。ターゲットの顧客が興味を持つようにキーワードを盛り込み、共感を得られるように書きます。

例)

残暑が厳しい日が続きますが、そろそろ秋冬の備えを始めたいと思っていませんか?季節の変わり目は急激な気温や気候の変化が起こりやすい時期。気軽に体調管理をして元気に過ごすためのウェアラブルデバイスはいかがでしょうか。


ボディコピーの作成

ボディコピーとは、ヘッドコピーを受けて売り込みをする部分です。商品やサービスの特徴・ベネフィットなどと併せて紹介します。

例)

  • 時計タイプで気軽に装着
  • 体温・血圧・脈拍数などを網羅的に計測
  • スマホ・パソコンのアプリでグラフ表示
  • ファッショナブルでおしゃれなデザイン


当製品は気軽に健康にかかわるデータをアプリに自動で記録できます。グラフで数値の変化をわかりやすく表示できるので、体調の変化をはっきりと見て取れます。


クロージングコピーの作成

クロージングコピーとは、ボディコピーでのアピールを踏まえて顧客の行動を促す部分です。メールの最後に特典やキャンペーンなどのお得な情報を添えると効果が上がります。

例)

このメールの読者限定で〇年〇月〇日までお得な割引キャンペーンを実施しています。ご相談も受け付けていますので、以下のURLからぜひご購入・ご相談ください。


メールマーケティングに必要な配信ツール

メールマーケティングをおこなうにあたっては、 以下のようなツールを活用すると良いでしょう。もちろん、日頃から個人で使っているようなメーラーから配信することも可能ですが、大量配信には向いていなかったり、配信停止を希望された際の対応できる仕組みを作ることができないため、現実的とは言えないでしょう。

また、メール配信においては、個人情報を取り扱うことから、セキュリティ体制を十分に整える必要があります。BCCへ送信対象となるアドレスを手動で入力していくには限界があり、宛先の入力間違いなどのリスクが伴います。また、配信数が増えていくと遅延や未達の可能性も高くなっていきます。配信ツールを選ぶ際は、セキュリティ、メールの配信速度、サポート対応などもチェックして、慎重に検討されることをおすすめします。


メール配信ツール

メール配信ツールは、メールの作成や配信、効果測定や分析などの機能を備えた、メールマーケティングに特化したツールです。顧客のメールアドレスや属性を登録してリスト管理することが可能で、テキストメールだけでなく視認性の高いHTMLメールも簡単に作成できます。配信先をリストから選択して、同じメールを一斉配信することも可能です。

スケジュール配信やステップメール配信、トリガーメール配信などの自動配信機能も搭載されているため、メールマーケティングの効率を向上させることができます。また、到達率や開封率などの測定をおこない、マーケティング施策の検証をする機能も備えています。


MAツール

MAツールは、マーケティングを自動化するための多機能なツールです。一般的に、メールマーケティングに必要なメール配信機能が一通り揃っています。さらに、ランディングページの制作・運用、リターゲティング広告の運用、プッシュ通知やポップアップによる顧客アプローチの自動化も可能です。

顧客をセグメントに分けて販促メールを配信したり、サイトアクセスの動向を分析してリマーケティングをおこなったりすることで、多角的なマーケティング施策を進めることができます。


メールマーケティングで解決できる課題とは

メールマーケティングを実施することで、次のような課題を解決することが可能です。


顧客エンゲージメントを高める

顧客エンゲージメントとは、商品やサービスを提供する企業と顧客との間で築かれた信頼性や関係性のことを指します。「この会社なんだか好きだな、信頼できるな」と顧客に思っていただくことで良い評価やレビューが増え、売上の向上に繋がります。

顧客エンゲージメントを高めるためには「メルマガ」が有効です。新着情報やキャンペーン情報、イベント情報をはじめとして、サービスやブランドのコンセプトやポリシーなど、顧客がファンになり愛着をもっていただくような配信をおこないましょう。

ただし、「この会社いいな」と思ってもらったとしても、それが一回きりではファンになっているとは言い切れません。「顧客エンゲージメント」を高めるためには中長期的に配信を継続する必要があります。


リピートに繋げる

限られたリソースと費用の中で効率的に売上を上げていく方法を考えている方は多いかと思います。その際に有効なのが、一度購入してもらった顧客にリピートしてもらうことです。新規顧客の獲得には手間もコストもかかりますが、一般的に一度購入してもらった顧客に再度購入してもらうほうがハードルが低くなります。

先に記載した「顧客エンゲージメント」の向上にも繋がりますが、リピートしてもらうためには企業やサービスに信頼感を持ってもらうこと、そして再度ニーズが発生したときに企業のことを思い出してもらうことが重要です。

定期的にメールを配信し顧客と繋がりを持ち続けることで、再購入に繋がる仕組みを作ることができます。


顧客の解約を防ぐ

せっかくサービスの契約に繋げても、顧客に長く使い続けてもらうことは簡単ではありません。どんなに良いサービスでも、サービスを上手く使いこなせない顧客は、競合のサービスに魅力を感じてしまい解約してしまうこともあるでしょう。営業担当者やカスタマーサクセスがすべての顧客に対して、時間をかけてフォローしている企業も見られますが、そこまで顧客フォローにリソースをかけることができない中小企業も多くいます。

そこで有効なのが「ステップメール」です。利用し始めてから1か月後、3か月後に「使用感に問題はないか」、「利用にあたり困っていることはないか」といった、アンケートメールを配信することで、効率的に顧客へフォローをおこなうことができます。

また、定期的に「メルマガ」でサービスを上手く活用する方法などを配信しても良いでしょう。



メールマーケティングでのKPIとKGI

これまでメールマーケティングのメリットや解決できる課題などをお伝えしてきましたが、実際に「メールマーケティングをしているが効果を感じられない」といった声もよくいただきます。そのような企業に共通しているのは「メールマーケティングが作業化」していることです。最終的なゴールを見失い、気付けばメールを送っているだけで、やっている気になってしまう方は多いのではないでしょうか。

このようにならないために、メールマーケティングを実施するうえで重要なのが「KPI」「KGI」による指標です。「KPI」とはKey Performance Indicatorの略で「重要業績評価指標」と訳されます。最終的な目標達成をするために、各工程の達成度を把握し評価するための「中間目標」として掲げられる指標です。

一方、「KGI」とはKey Goal Indicatorの略で、「重要目標達成指標」と訳されます。つまり、会社など組織の最終目標を表す指標となります。主にメールのKPI、KGIとして掲げられるメールマーケティングの指標は以下の6つです。


メールマーケティングの指標となるKPI・KGI


メールマーケティングのKPI

  • 配信数
    最初はたくさん用意していた配信先も、日々のメール配信によるエラーや配信停止で減少する可能性があります。そのため、広告、セミナー、キャンペーンやクロスセールスの実施など、常に配信数を増やすための施策が必要になります。


  • 配信成功率
    メール配信が成功した割合になります。顧客にメールが届かなければ、どんなに有益な情報を配信していたとしても意味がありません。日頃からアドレスリストの精査をおこない、エラー率の低い配信を続けることが大切です。


  • 開封率
    メールマーケティングにおいてまず指標に置きやすいのが「開封率」です。配信成功したメールのうち、何名くらいの顧客に開封されているかを表す数値となります。

    開封率は配信しているメールの内容や配信先によっても変動しますが、おおよそ20%程と言われています。現在の開封率からまずは2%アップできるよう、施策を検討し実施しましょう。


  メルマガは【配信時間】が重要!開封率を上げるために メルマガの配信には、開封率がUPしやすい【最適な配信時間】があるのはご存知でしょうか。開封率をアップさせるには、ユーザがメールを見ている可能性が高い時間帯を予測してメルマガを届けることが重要です。今回はユーザ別にメルマガ配信の最適な配信時間をご紹介します。 アララ メッセージ


  • クリック率

    メールに記載しているURLがどのくらいクリックされたかを表す数値です。こちらもメールマーケティングにおいて指標に置きやすい数値となります。

    クリック率は開封数の5~10%程度が目安と言われています。開封数が100件なら、10件のクリック数を目指すようにしましょう。クリック率を上げるためには、訴求力の高いHTMLメールを利用した配信をオススメします。

  HTMLメールとテキストメールの違いとは? HTMLとはWebページを作成するために開発された言語です。一方、テキストメールとは、テキスト形式で作成されたメールのことです。 アララ メッセージ


メールマーケティングのKGI

  • コンバージョン率
    メール経由の商品購入やお問い合わせ、セミナー申込など、Webサイトにおける最終的な成果のことを指します。コンバージョン率もコンバージョンとして設定する成果の達成しやすさによって変動します。

    例えば、セミナーの申込などは比較的コンバージョン率は高くなりますが、お問い合わせや商品購入などの場合は低くなる傾向があります。そのため、目安としてはクリック数の1%~10%程度となります。

  • 売上
    メール経由での売上の数値を指標とします。



メールマーケティングのKPIの設定の仕方

最終目標となるKGIを「コンバージョン数20件」として考えてみましょう。コンバージョン数を20件と置いた場合、最低でも各項目ごとに以下の件数が必要になります。

  • 配信数:12,000件
  • 配信成功数:10,000件(エラー率10%の場合)
  • 開封数:2,000件
  • クリック数:200件


メールマーケティングのKPIの設定の仕方1


たとえ配信数、配信成功数が目標値を越えていたとしても、開封率が目標値を越えていなかった場合、「コンバージョン数20件」のKGI達成は難しくなります。


メールマーケティングのKPIの設定の仕方2


今回の例の場合、KPIに「開封率20%」の指標をおき、KPIを達成するための施策を検討することでKGI達成に近づくことができます。つまり、KPIを設定する手順としては以下のようにおこなうのがベストです。


  1. KGIを決める
  2. 各KPIの指標となる項目の現状の数値を洗い出す
  3. 未達となる部分をKPIとして設定する
  4. KPIを達成するための施策を実施する


メールマーケティングでのペルソナ設計

メールマーケティングをおこなうにあたり、目標設定の一環として「ペルソナ設計」も重要です。ペルソナ設定とは何か、なぜおこなう必要があるか説明します。


ペルソナ設定とは

ペルソナ設定とは、商品やサービスを利用する架空の顧客像を設定することです。一人の架空の人物を想定して、そのプロフィールや趣味嗜好、価値観や行動パターンまで詳細に設定していきます。

「ターゲット」が年齢や性別、住まいや属性などの大枠でグルーピングしたものとしたら、「ペルソナ」はさらに詳細な趣味嗜好までを設定したものとなります。ペルソナ設定の項目としては、以下のようなものがあります。


  • 年齢
  • 性別
  • 住まい
  • 人間関係(家族構成、恋人や配偶者、子どもの有無)
  • 職業、役職
  • 収入、貯蓄状況
  • 最終学歴
  • ライフスタイル(起床時間、就寝時間、通勤時間など)
  • 性格、価値観
  • 趣味、興味
  • 悩み
  • インターネット利用状況・利用時間
  • 所持しているデバイス


例えば、KGIを「マーケティングツールの申込」と置いた場合、ペルソナの項目を設定する際は、顧客の意思決定に影響を与え得る項目はすべて設定する必要があります。


メールマーケティングにペルソナ設定が必要な理由

メールマーケティングにおいてペルソナ設定をする理由は、顧客の考えや行動を把握し、より効果的なメールを配信するためです。一斉配信で、誰に宛てたか分からないメールよりも、顧客の興味関心や状況に合ったメールのほうがメールマーケティングの効果は高くなります。

メールを受け取っている顧客は、「どんな人で、どのように考え、行動し、どのタイミングでKGIに達成に向けたアクションを起こすのか」を検討し、設定されたペルソナを利用することで、どのような内容のメールが顧客に響くのかということが想像しやすくなります。

さらに内容だけでなく、メールの文体やデザイン、配信頻度、配信時間などもペルソナ設定した人物像によって変わってくるかもしれません。今配信しているメールを見直すきっかけとしても、ペルソナ設定は重要なのです。


2025年のメールマーケティングトレンド

2025年のメールマーケティングのトレンドとしては、特に以下の3点が挙げられます。

  • 生成AIの活用
  • プライバシー保護の強化
  • インタラクティブメールの活用

生成AIの活用は近年、多くの分野で積極的に取り入れられています。メールマーケティングとの相性も良いため、積極的に活用していくと良いでしょう。また、プライバシー保護の強化という点においては、2025年は個人情報保護法の改定も予定されているため、改定内容などをよく確認して法律を守りながら進めていく必要があります。

さらに、近年増えてきたインタラクティブメールにも注目しておきましょう。インタラクティブメールとは、メール内でクイズやアンケートの実施などの要素を取り込み、受信者のアクションを促すメールのことを指します。クリック率の向上などに効果が得やすいとして注目を集めており、2025年のトレンドになると言えるでしょう。


生成AI活用のベストプラクティス

生成AIはメールマーケティングとも相性が良く、メールの件名や本文の作成、アイキャッチや本文を補う画像などの作成にも役立ちます。メールマーケティングでは、読者をニーズや属性などでグループに分け、グループごとの特性や興味・関心にあわせ、ターゲットに刺さる情報を届ける、セグメンテーションという手法を用いることも多々あります。


メールマーケティングにおけるセキュリティ対策

メールマーケティングにおける個人情報の保護は、信頼性に大きく関わる問題です。法令を順守するのはもちろんですが、プライバシー規制に適切に対応するための体制を整える必要があります。計画的にコンプライアンス対応やリスク管理といったセキュリティ対策をおこなっていくと良いでしょう。

メールマーケティングをおこなう上で、個人情報保護法の順守は不可欠です。2025年は法改正の年にあたるため、今後の動きに注意しておきましょう。


なりすましメール対策の実践ポイント 

なりすましメールの存在は、メールマーケティングをおこなう企業にとって迷惑な存在です。悪意のある業者からのメールと勘違いされないように、講読者が安心してメールを開けるように企業として取り組む必要があります。送信側として出来る対策は、主に以下の3つです。

  • 送信ドメイン認証
  • 暗号化
  • 電子署名

送信ドメインが公式であることを証明するために、SPF、DKIM、DMARCの設定をし認証を得ることを、送信ドメイン認証といいます。この認証を通らなかったメールは迷惑メールとして振り分けられたり受信拒否されたりするため、必ず設定しておきましょう。

また暗号化は、送信側と受信側との共通鍵を生成し、メールがサーバーを経由する途中での盗み見を防止することを指します。さらに、電子証明書によって署名されたメールは、フィッシングメール被害を防ぐことにもつながります。日頃から電子署名のマークが着いたメールにしておくと、受信者側が偽物かどうかを判断する上で役立つでしょう。


  送信ドメイン認証とは?仕組みと迷惑メール対策技術について紹介 昨今、実在のメールアドレスを装ってなりすまし、受信者の重要な情報を騙し取ろうとする「なりすましメール」の被害が後をたちません。正規のメールアドレスからの送信であることを証明する「送信ドメイン認証」をおこなうことはリスク管理だけでなく、なりすましメールの被害防止にもつながります。 本記事では、送信ドメイン認証の仕組みについてご紹介します。 アララ メッセージ


最後に

メールマーケティングのメリット・デメリットや種類、さらに目標設定やペルソナ設定の重要性について説明しました。メールマーケティングの理解は深まりましたでしょうか。メールマーケティングをおこなう際は、目標や顧客像を把握し、ひとりひとりに興味を持たれるコンテンツを作成していきましょう。

また、メールマーケティングの手間を効率化してくれるメール配信システムを活用することも継続していくためには大切です。

今回、メールマーケティングの種類としてお伝えしたメール配信方法は、もちろん弊社のメール配信サービス「アララ メッセージ」で実現できます。メールマーケティングでお困りの方は、ぜひ、お問い合わせください。



著者
アララ メッセージ マーケティングチーム

メール配信運用、メールマーケティングに関する情報をお届けするコラムです。“知ってるとちょっとイイコトがある”情報を発信します。




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