
メールがブラックリストに登録される原因とは?確認・解除の方法を徹底解説
メール配信をおこなっていると、送信者に悪意が無くても受信者側でスパムと判定され、送信元のメールドメインやIPアドレスがブラックリストに登録されてしまうことがあります。ブラックリストに登録されてしまうと、メールが相手に届かなくなってしまい、伝えるべき相手に伝えるべき内容が送れなくなってしまいます。一体、何が原因でメールのドメインやIPアドレスがブラックリストに登録されてしまうのでしょうか。
本記事では、ブラックリストに登録されていないかどうかの確認方法や、ブラックリストに登録されないための対策について説明します。
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メールのブラックリストとは?
そもそも「メールのブラックリスト」とは、メールの受信拒否リストのことをいいます。受信者からスパムメール(迷惑メール)だと判断された送信元のメールドメイン・IPアドレスをリスト化したものを指します。リストは複数の団体が作成・管理しており、一般公開しているので誰でもチェックすることが可能です。
ブラックリストに登録されてしまうと、送信元の信頼度が下がりメールが送信できなくなることがあります。もしこれまで送信できていたメールが、メールの設定を何も変更していないのに相手に届かなくなってしまったら、何らかの原因でメールドメインやIPアドレスがブラックリストに登録されてしまった可能性があります。
■ブラックリストの仕組み
メールがブラックリストに登録される原因
悪意がないにも関わらず、メールがブラックリスト入りしてしまうことを避けるためには、なぜメールがブラックリスト入りするのか、原因を知り対策しておくことが重要です。ここからは、メールがブラックリストに登録されてしまう原因について、詳しく見ていきましょう。
大量の一斉配信によりスパム判定を受けた
特定のIPアドレスから大量にメールを一斉配信すると、迷惑メール業者と判別されることがあります。迷惑メール業者と判断されスパム認定を受けてしまうと、キャリアやプロバイダ側からブロックされることとなり、最終的にはブラックリストに登録される可能性があります。
無効なメールアドレスに何度も配信をした
宛先ドメインやアカウント名が無効で、存在しないメールアドレスだと気づかず何度もメールを送り続けてしまうと、ブラックリストに登録されるリスクが高まります。これは、サーバーに対して不正ログインを何度も試みるサイバー攻撃と見なされてしまうためです。
スパムトラップに送信した
「スパムトラップ」とは、使い捨てのメールアドレスを用いた罠のことであり、ブラックリスト団体等が迷惑メール業者を探し当てるために拡散されるものを指します。送信リストの中にスパムトラップが含まれており、何度も送信してしまうと迷惑メール業者と判断されてブラックリストに登録される可能性があります。
ハッキング等により勝手に迷惑メールを配信されてしまった
外部からハッキングされ、勝手に自身のサーバーを使ってメールを大量送信されてしまうと、結果として無効なアドレス等に何度もメール送信するなどブラックリストに登録されるリスクが高まります。
イタズラ・嫌がらせを受けた
先ほど、無効なメールアドレスに何度も送信を繰り返すことがブラックリスト入りのリスクを高めることをお伝えしました。例えばメールフォームの自動返信機能に何度も無効なメールアドレスを入力するなどの悪用をされると、結果として無効メールアドレスへの送信が発生し、意図せずブラックリスト入りする恐れがあります。
PCがウイルス感染した
PCがウイルスに感染し、知らないうちにメールを大量送信してしまっていた、というケースも稀にあります。一般的なセキュリティ対策をしていれば防げることが多いため、セキュリティ対策をしていない場合はすぐに対処するようにしましょう。
メールがブラックリストに登録されているのかを確認する方法
使用しているメールドメイン・IPアドレスがブラックリストに登録されていないかを確認するためには、まず送信がエラーになってしまうドメインのIPアドレスを調べ、スパムでないかを確認しましょう。スパム行為をおこなっている疑いのあるドメインやIPアドレスについては、代表的な団体としてSpamhausという非営利団体や、SpamCopというブラックリストのデータベース公開サービスがあります。
これらのサイトにアクセスしてドメインやIPアドレスを入力すると、ブラックリストに登録されているかどうかがわかります。
メールをブラックリストから削除する方法は?
万が一ブラックリストに登録された場合、 運営団体に対して削除の申請をすることができます。自分のドメイン・IPアドレスがブラックリスト登録されていることが分かったら、登録が確認できたサイトの解除申請フォームから申請し、削除してもらうことができます。解除申請の流れは比較的スムーズで、スピーディに対応してもらえることが多いです。
メール配信サービスの利用で無効なメールの対策を!
メールがブラックリストに登録されると、メールの送信ができない状態になり大きな損害につながる恐れもあります。そのため、メールがブラックリスト登録の要因に的確に対処することは、非常に重要な作業と言えます。
無効なメールアドレスに送信していることが判明した場合は、該当アドレスを早急にリストから削除し、再送信されないように管理する必要があります。無効なアドレスに送信した場合、そのメールは「MAILER-DAEMON」というエラー表示がついたバウンスメールとして戻ってきます。バウンスメールには様々な原因がありますので、可能な限りひとつひとつアドレスを再確認し、原因に応じて対応することが必要となります。
もちろん、当社のメール配信システム「アララ メッセージ」ではエラーになってしまった原因に応じて、自動的に配信対象から外す機能(エラーフィルタ機能)が備わっていますので、手間をかけずに配信対象のクリーニングがおこなえます!
メールマーケティングにおいて、コンテンツや文面を考える以外の時間はなるべく短い方が良いに越したことはありません。メールの到達率に課題をお持ちであれば、ぜひ弊社サービスをご検討ください!!
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