CSVファイルとは?開き方・作り方・文字化け対策からExcelとの違いまで解説

CSVファイルとは、「Comma Separated Values」の略称で、その名の通り、データをカンマ(,)で区切って記述したテキストファイルで、以下のような特徴があります。

  • 汎用性が高い:テキストベースのシンプルな形式なため、Excelなどの表計算ソフトをはじめ、さまざまなアプリケーションで開いたり、編集したりすることができます。
  • データが軽量:書式情報など余計な情報を含まないため、ファイルの容量が非常に軽くなります。
  • データのやり取りに便利:汎用性が高く軽量であることから、異なるシステム間でのデータ交換や、大量のデータを扱う際のやり取りに非常に適しています。例えば、メール配信サービスでは顧客リストをCSVで一括登録したり、配信結果をCSVで出力して分析したりと、日々のメールマーケティング業務で広く活用されています。

本記事ではCSVファイルの基本的な使い方やExcelとの違い、利用時の注意点を解説します。また、CSVはメール配信や顧客管理など多くの業務システムで利用される代表的なデータ形式です。実際にメール配信サービスでは、CSVを使って配信リストの登録や配信結果の分析を効率化できます。CSVの実務での活用方法もあわせてご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.CSVファイルとは
  2. 2.CSVとExcelの違い
  3. 3.CSVファイルの記法
    1. 3.1.ヘッダ行
    2. 3.2.区切り文字
    3. 3.3.改行コード
    4. 3.4.ダブルクォート
  4. 4.CSVファイルの開き方
    1. 4.1.Excelで開く(インポート機能推奨)
    2. 4.2.メモ帳・テキストエディタで開く
    3. 4.3.Googleスプレッドシートで開く
    4. 4.4.CSVファイルの作り方(保存方法)
    5. 4.5.Excelで作成・CSV形式で保存する方法
    6. 4.6.メモ帳で作成する方法
  5. 5.CSVファイルが文字化けする原因と対処方法
    1. 5.1.文字化けの主な原因(UTF-8とShift_JISの不一致)
    2. 5.2.対処法1:メモ帳で文字コードを変換する
    3. 5.3.対処法2:Excelのインポート機能を使う
  6. 6.CSVファイルの利用シーン
  7. 7.Excelファイルの利用シーン
  8. 8.CSV利用時の注意点
    1. 8.1.番地や数列が日付に変換されてしまう
    2. 8.2.「年/月」が「英語の月-年の下2桁」の書式に変更されてしまう
    3. 8.3.数列の頭の「0」が消えてしまう
    4. 8.4.カッコつきの数がマイナスの数に変換されてしまう
  9. 9.CSVでデータが変わってしまった時の対処方法
  10. 10.「アララメッセージ」ではどのように使われているのか
    1. 10.1.①CSVファイルを用いて、配信リストやユーザ属性をシステム側に簡単登録できる
    2. 10.2.➁メールの効果測定結果をCSVで出力できる
  11. 11.まとめ
  12. 12.CSVを活用したメール配信をもっと効率化しませんか?

CSVファイルとは

CSVは、「経営戦略」の文脈で使われる(Creating Shared Value:共通価値の創造)こともありますが、本記事では「データ形式」という意味でのCSVについて解説します。

CSVとは、「Comma Separated Values(カンマ セパレーティド ヴァリューズ)」の略で、各項目がカンマ(,)で区切られたデータのことです。直訳すると「カンマで値を分ける」という意味になります。CSVのデータは、下記図のようにテキスト(文字)とカンマ(,)で構成されています。

CSVはテキスト(文字)とカンマ(,)で構成されています

これらのデータをまとめたものを、「CSVデータ」といいます。CSVデータについて以下の図を使いながら、詳しく説明していきます。

情報のレコードとフィールド

レコードが複数格納してあるファイル


Aさんの情報である「住所」「名前」「生年月日」などの1つ1つの情報は「フィールド」といいます。このフィールドが1つにまとまったデータ(Aさんの情報全て)を「レコード」といいます。さらにレコードが複数格納してあるファイル(AさんからDさんまでの情報全てまとめたファイル)を「CSVファイル」といいます。

CSVファイルは互換性が高く、Googleアナリティクスのエクスポートファイルとして利用できるほか、Excelやメモ帳、Googleスプレッドシートなど、さまざまなソフトで簡単に閲覧・編集できます。

CSVの特徴まとめ
形式: コンマ区切りの軽量なテキストデータ
容量: メタデータ無しの非常に小さいサイズ
互換性: ほぼ全てのシステムで使える汎用形式
用途: システム間のデータ交換や分析に活用

CSVとExcelの違い

CSVとExcelでは、互換性や装飾・機能の自由度に大きな違いがあります。CSVは互換性が高く、メールソフトやデータベースソフトなど、さまざまなソフトで取り込み・閲覧・編集が可能です。一方、ExcelはCSVほどの互換性は高くないため、相手によってはExcelでデータを送っても閲覧・編集が難しい場合があります。ただし近年では、Excelの互換性も向上しており、Googleスプレッドシートなど一部のデータベースソフトで対応可能な場合もあります。

装飾や機能の自由度に関しては、CSVよりもExcelの方が格段に優れています。CSVではシンプルなテキスト形式のため表現に限りがありますが、Excelではセルの色付けやフォント変更、表のグラフ化など、さまざまな加工が可能です。

また、両者はファイル形式や保存できるデータ量・用途にも違いがあります。CSVは文字とカンマのみで構成される軽量なテキストデータのため、システム間のデータ連携や大量データの保存に適しています。一方、Excelは装飾・関数・グラフなどの複雑なデータを保持できる反面、データ容量が大きくなりやすい傾向があります。

比較項目

CSV

Excel

拡張子

.csv

.xlsx(または .xls)

互換性

高い

さまざまなソフトで閲覧・編集が可能で、データ交換も容易にできる

低い

使用できるアプリやソフトは限定される

装飾・機能の

自由度

低い

シンプルな表示のみで、データの加工や計算、集計などはできない

高い

フォントや色などの装飾ができ、関数を入力することでデータの加工、計算、集計等が可能

保存

できるもの

テキスト(文字・数値)のみ

書式設定・関数・グラフは保存不可(テキストとして初期化される)

データ+装飾・数式・グラフ

文字・数値に加え、装飾(色・フォント)、関数、グラフ、マクロなどを保持可能

ファイル

サイズ

非常に軽い

余計なメタ情報を含まないため容量が小さい

重くなりやすい

装飾や設定情報、画像等を含むため容量が大きくなる

主な用途

システム間のデータ連携・移行、データベースへのインポート/エクスポート、大量データの保管

複雑な表計算・集計、グラフを用いた資料作成、印刷用のレイアウト作成

CSVとExcelは互いに異なる形式ですが、CSVファイルはExcelで開くことができます。これは、ExcelがCSVデータを「インポート」しているからです。CSVファイルは先述の通りテキスト(文字)とカンマ(,)だけで構成されたシンプルなデータです。

Excelでこのファイルを開くと、Excelは内部でデータを読み込み、自動的に表形式に変換して表示します。この一連の作業を「インポート」と呼びます。インポートすることで、読みづらかったデータが表形式で整い、「読みやすく」「活用しやすい」形に変わるのです。

CSVとExcelの違い

※CSVデータをExcelで表示した例


見た目こそExcelの表と同じように見えますが、元のファイルはあくまでCSVです。その証拠に、ファイル名の末尾に付く拡張子は「.csv」のままです。これにより、Excelで表示されているデータが、実はCSV形式であることが見分けられます。

ファイルの「拡張子」の違い

※左:Excel形式でインポートしたCSVファイル  右:一般的なExcelファイル

CSVファイルの記法

CSVファイルはテキストエディタさえあれば誰でも簡単に作成・編集することができます。CSVファイルの記法としては次の通りになります。

ヘッダ行

前項で説明した通り、CSVファイルは「各項目がカンマ(,)で区切られたデータ」で構成されています。ヘッダ行とは、先頭に記載される区切られたデータの項目名やタイトルが記された行を指します。

CSVのヘッダ行

上図の場合は「住所,名前,生年月日,性別,電話番号」の部分にあたります。ヘッダ行は、各列の内容を利用者が認識できる場合は省略可能です。その場合は、先頭行から以下のようにデータを直接記載しても問題ありません。

ヘッダ行は無くても良い

区切り文字

各行に続けて記載されているデータを区切るための文字や記号を「区切り文字」と言い、CSVの場合はカンマ(,)区切りとなります。

CSVの区切り文字

「区切り文字」を用いたファイル形式には、カンマ区切りで作られるCSV以外に、以下が挙げられます。

  • ​​​​​​​タブ区切り:TSV(tab separated values)
  • 半角スペース区切り:SSV(space separated values)
  • セミコロン区切り:SSV(semicolon separated values)

これらをまとめて 「character-separated values、delimiter-separated values」とも呼びます。

改行コード

各行に記載されているデータの終了には「改行(改行コード)」が必要です。普段何気なく使用している改行ですが、「CRLF」、「CR」、「LF」の3種類の改行コードが存在します。

CSVの改行コード

 改行コードは使用するOSによって異なり、一般的にWindowsは「CRLF」、macOS(9以前)は「CR」macOS(9以降)、Linuxは「LF」を使用します。テキストデータが上手く開けなかったり、想定外の動作をしたりする場合は、改行コードが正しく認識できておらず、データの終了が識別できなくなっている可能性があります。そのため、異なるOSでデータ変換する際は注意が必要です。

ダブルクォート

CSVファイルで区切ったデータの中に、カンマ(,)、改行(、)、ダブルクォート(")といった「制御文字」を含む場合は、対象のデータをダブルクォート(")で囲む必要があります。

ダブルクオートで囲う

CSVファイルの開き方

主要3ツールにおけるCSVファイルの基本的な開き方は以下の通りです。

  • Excel: 「データ」タブの「テキストまたはCSVから」を選択してインポートすると、文字化けや数値の変換ミスを防いで綺麗に開けます。
  • Googleスプレッドシート: 「ファイル」>「開く」または「インポート」からアップロードすると、クラウド上で直接閲覧・編集が可能です。
  • メモ帳(テキストエディタ): ファイルを右クリックし「プログラムから開く」で選択すると、カンマ区切りの生のテキストデータとして確認できます。

Excelで開く(インポート機能推奨)

CSVファイルをExcelで安全に開くための推奨手順です。

  1. Excelを起動して新規ブックを作成 空白のブックを開きます。
  2. 「データ」タブからファイルを選択 上部メニューの「データ」タブ >「テキストまたはCSVから」をクリックし、目的のCSVファイルを選択してインポートします。
  3. 文字コードと区切り文字を確認・設定 プレビュー画面上部で設定を行います。
    文字コード(ファイル原形式): 日本語が文字化けしている場合は「65001: Unicode (UTF-8)」や「932: Japanese (Shift_JIS)」を選択して正しく表示させます。
    区切り記号: 「コンマ」になっていることを確認します。
  4. データ型(文字列)を指定して読み込む 画面右下の「データの変換」をクリックしてPower Queryエディターを開きます。先頭の「0」消失や日付への自動変換を防ぎたい列のヘッダーアイコン(「123」など)をクリックし、データ型を「テキスト(文字列)」に変更します。完了後、左上の「閉じて読み込む」をクリックします。

メモ帳・テキストエディタで開く

CSVファイルの中身を素早く確認したい場合や、文字コードを変換したい場合は、テキストエディタで開く方法が非常に便利です。Excelのような自動変換を行わずに生データをそのまま表示・編集できます。

OS別のテキストエディタで開く手順

  • Windows(メモ帳) ファイルを右クリック >「プログラムから開く」>「メモ帳」を選択。
  • Mac(TextEdit) ファイルを右クリック(またはCtrl+クリック)>「このアプリケーションで開く」>「テキストエディット」を選択。
  • Linux(geditなど) ターミナルで gedit ファイル名.csv を実行するか、ファイルマネージャーで右クリックして「他のアプリケーションで開く」からテキストエディタを選択。

Googleスプレッドシートで開く

GoogleスプレッドシートでCSVを開く手順とクラウド共有の利点です。

手順

  1. スプレッドシートを新規作成し、上部メニューの「ファイル」>「開く」を選択します。
  2. 「アップロード」タブからCSVファイルをドラッグ&ドロップ(またはファイルを選択)します。
  3. 自動的にスプレッドシート形式に変換されてファイルが開きます。

※すでにGoogleドライブへアップロード済みの場合は、「マイドライブ」タブから選択して同様に開けます。

CSVファイルの作り方(保存方法)

ExcelでCSVを作成する

Excelで表データを作成後、「名前を付けて保存」からファイルの種類を「CSV (カンマ区切り)」に指定して保存します。直感的な表計算で手軽に作成できます。

メモ帳でCSVを作成する

1行ごとにデータを「カンマ(,)」区切りで入力し、拡張子を.csv、文字コードを「UTF-8」に指定して保存します。テキスト入力のみでシンプルに作成できます。

Excelで作成・CSV形式で保存する方法

Excelで作成した表データをCSV形式で保存する基本手順と、文字コードの使い分けです。

CSV形式での保存手順

  1. データ入力と確認
    Excelで表を作成します(1行目を項目名、2行目以降をデータとします)。
  2. 「名前を付けて保存」画面を開く
    F12キーを押すか、「ファイル」タブ >「名前を付けて保存」を選択します。
  3. ファイルの種類と文字コードを指定
    「ファイルの種類」ドロップダウンから「CSV UTF-8(コンマ区切り)(.csv)」または「CSV(コンマ区切り)(.csv)」を選択します。
  4. 保存を実行
    保存場所とファイル名を確認し、「保存」をクリックします(互換性に関する警告が出た場合は「はい」を選択)。

UTF-8 と Shift_JIS の使い分け

CSV UTF-8:Webシステム(Googleスプレッドシートや各種SaaS、データベースなど)へのインポート用や、海外とのデータ連携・多言語を扱う場合に推奨されます。

CSV(Shift_JIS):主に古いWindows環境や、インポート先の外部システムがShift_JIS(ANSI)にしか対応していない場合に使用します。

メモ帳で作成する方法

Windowsのメモ帳を使ってCSVファイルを新規作成する手順です。

手順

  1. データ入力
    メモ帳を起動し、1行目をヘッダー(項目名)、2行目以降をデータとして、各項目を「カンマ(,)」区切りで入力します。
  2. 「名前を付けて保存」を開く
    メニューの「ファイル」>「名前を付けて保存」を選択します。
  3. ファイル名と拡張子の指定
    「ファイルの種類」を「すべてのファイル (.)」に変更し、ファイル名の末尾に .csv を付けて入力します(例: data.csv)。
  4. 文字コードを選択して保存
    画面下部の「文字コード」を選択して保存します。

💡 文字コードの選び方

UTF-8(BOM付き) / Shift_JIS (ANSI):Excelでそのままダブルクリックして開く場合に適しています。

UTF-8:Webシステムや他ツールのインポート用として最も一般的ですが、古いExcelで開くと文字化けすることがあります。

CSVファイルが文字化けする原因と対処方法

原因:文字コードの不一致

CSVファイル側の文字コードと、Excelなどのソフトが読み込み時に使用する文字コードが一致していないと、日本語が正しく表示されず、文字化けが発生することがあります。

対処法:インポート機能の利用

Excel等の「データ」タブからインポート機能(テキストまたはCSVから)を使い、ファイル原形式(文字コード)をUTF-8やShift_JISに手動指定して読み込むと解決します。

文字化けの主な原因(UTF-8とShift_JISの不一致)

CSVファイルをExcelでダブルクリックして開くと文字化けする主な理由は、「コンピューターの言葉(文字コード)のすれ違い」です。

パソコンは文字をそのまま理解できず、「UTF-8」や「Shift_JIS」といった文字コードという翻訳ルールの番号に置き換えて処理しています。

  • CSVファイル: 世界標準である「UTF-8」というルール(言葉)で書かれていることが多い
  • Excel: ダブルクリックで開くと、日本の標準である「Shift_JIS」というルール(言葉)で読もうとする

これは、「英語で書かれた文章を、日本語の辞書を使って無理やり読もうとしている状態」です。ルールが一致しないため、正しい文字に変換できず「」などの読めない文字列(文字化け)になってしまいます。

対処法1:メモ帳で文字コードを変換する

CSVファイルの文字化けを直してExcelで正しく開く手順は以下の通りです。

  1. メモ帳でCSVファイルを開く 該当のCSVファイルを右クリックし、「プログラムから開く」から「メモ帳」を選択して開きます。
  2. 文字コードを変更して保存する メモ帳のメニューから「名前を付けて保存」を選びます。保存画面にある文字コード(エンコード)の項目を「ANSI」(またはShift_-JIS)に変更し、上書きまたは別名で保存します。これにより、ファイルがExcelの読み込みルールに適合します。
  3. Excelでファイルを開く 文字コードを変更して保存したファイルをExcelで開きます。文字化けが解消され、正しい文字で表示されます。

対処法2:Excelのインポート機能を使う

Excelの機能を使って文字化けを防ぎながらCSVファイルを読み込む手順は以下の通りです。

  1. 「テキストまたはCSVから」を選択する Excelを起動して新しいシートを開き、「データ」タブにある「テキストまたはCSVから」をクリックします。
  2. 対象ファイルと文字コード(UTF-8)を指定する 読み込みたいCSVファイルを選択します。設定画面が開いたら、「ファイルの起源(文字コード)」の項目で「65001: Unicode (UTF-8)」を選択します。
  3. プレビューを確認して読み込む 画面上のプレビューで文字化けが解消されていることを確認し、右下の「読み込み」ボタンをクリックします。これでシート上に正しくデータがインポートされます。

CSVファイルの利用シーン

CSVファイルは、主に以下のような場合に利用されます。

  • ​​​​​​​基幹システムへのアップロードやダウンロード
  • データベースへのインポートやエクスポート
  • MAツールやBIツールなどアプリとのデータ連携
  • ファイルのデータ容量を軽くする
  • 統計情報などのビックデータ分析用データセットをCSVで配布
  • メール配信リストの管理:メール配信サービスでは、顧客情報をCSVで一括登録できます。

    数千〜数十万件の宛先も一度に取り込み、属性情報(会社名・会員ランク・地域など)も同時に登録できるため、セグメント配信やメールマーケティングを効率的に実施できます。

  • マーケティング分析:メール配信後の開封率・クリック率・配信エラーなどもCSVで出力できるサービスが多く、ExcelやBIツールで分析しやすい点もメリットです。

基本的に、データベースや基幹システムではExcelファイルとの互換性がないため、Excelで作成した表はCSVファイルに変換して読み込む必要があります。また、データベースや基幹システム側でもExcelとして出力できないため、CSVファイルとして出力し、Excelに読み込ませて表示させることが一般的です。 

CSVがこのように様々な場面で利用されている理由の1つには、装飾や余分な機能が省かれることによってデータ容量が軽くなるという特徴があります。大量のデータを扱っても容量が大きくなりにくく、データの作成やダウンロードに時間がかからないCSVは重宝されており、多様な場面で活用されています。

Excelファイルの利用シーン

Excelファイルは、主に以下のような場合に利用します。

  • 表計算といったデータの集計や分析
  • 作成したレポートをそのまま活用したい場合
  • 印刷設定が重要な場合

特に、Excelと互換性のあるソフトだけで編集・閲覧が完結する場合や、関数・グラフ・書式設定を使ってデータを整理したい場合は、Excelファイルのまま扱う方が便利です。

一方で、大量の顧客データを扱うメール配信では、Excelだけで管理するとファイル容量が大きくなったり、編集時の変換ミスが起きたりする可能性があります。そのため、メール配信サービスに顧客リストを取り込む際は、CSV形式を活用することで、安全かつ効率的にデータを管理しやすくなります。

なお、Excelを表計算ではなくレイアウト作成のために使い、印刷することを前提に作られたファイルは「神エクセル」または「ネ申エクセル」と呼ばれることがあります。見た目を整えやすい一方で、データの再利用や編集には不向きなため、集計やシステム連携を前提とする場合は避けた方がよいでしょう。

CSV利用時の注意点

CSVファイルはデータの受け渡しに便利ですが、Excelで開いて編集すると、元のデータが意図せず変更されることがあります。

例えば、Excelが文字列を日付として自動変換したり、文字コードの違いによって文字化けが発生したりするケースです。このような編集ミスやデータ破損は、メール配信の宛先情報にも影響し、誤配信や配信エラーの原因になることがあります。

こうしたリスクを軽減するためには、CSVを編集する際の注意点を理解するとともに、CSV取込時にデータチェック機能を備えたメール配信サービスを活用するのも有効です。登録時にデータの不備を確認できるため、登録ミスや配信事故の防止につながります。

番地や数列が日付に変換されてしまう

こちらはアンケートフォームや顧客データなどでよく発生する現象です。「2021-7-7」といった数列や番地の「1-7-7」といった記述が「2021/7/7」というように日付に変更されてしまいます。

「年/月」が「英語の月-年の下2桁」の書式に変更されてしまう

こちらも日付に関連した現象です。「2021/5」といった年月の記述があった場合、「Jun-21」のように変換されてしまいます。

数列の頭の「0」が消えてしまう

例えば「0312345678」といった電話番号など、数列の頭が「0」であるデータはCSVからExcelにファイルをインポートすることで消されてしまう場合があります。一般に「0落ち」などと呼ばれます。

カッコつきの数がマイナスの数に変換されてしまう

「(1)」など、カッコつきの文字が「-1」に変換されてしまいます。これは、欧米の財務諸表では、マイナスの数値を括弧で囲むというルールがあることが要因になっています。

CSVでデータが変わってしまった時の対処方法

では、これらの問題はどのように対処したら良いのでしょうか。
対処法をご紹介します。(※Windowsの場合)

【1】CSVファイルをメモやテキストエディタで開きます。

CSVのデータが書き換わってしまった際の対処1

【2】内容をすべてコピーします。

CSVのデータが書き換わってしまった際の対処2

【3】 Excelを起動し、空白のブック(新規ファイル)に貼り付けをおこないます。

CSVのデータが書き換わってしまった際の対処3

【4】1列目を選択した状態で、「データ」メニューの「区切り位置」をクリックします。

CSVのデータが書き換わってしまった際の対処4

【5】「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択し、「次へ」をクリックします。

CSVのデータが書き換わってしまった際の対処5

【6】区切り文字にて「コンマ」を選び、「次へ」をクリックします。

CSVのデータが書き換わってしまった際の対処6

【7】列ごとに「列のデータ形式」 を指定することができます。

必要に応じて 「データのプレビュー」で列を選択しながら、形式を指定します。ここで、住所や電話番号など変換されたくない項目で「文字列」を選ぶことによってデータの変換を防ぐことが可能です。

CSVのデータが書き換わってしまった際の対処7

「完了」をクリックすると、データが変換されずにCSVが正しく表示されます。

「アララメッセージ」ではどのように使われているのか

では実際に、メール配信サービス「アララ メッセージ」では「CSVファイル」をどのように使用しているのかをご紹介します。現在「アララ メッセージ」では、主に2通りの使い方をしています。

  1. ​​​顧客リストをCSVで一括登録できるため、数万件規模でも短時間で配信準備が完了します。

    また、名前や会員ランクなどの属性も同時に取り込めるため、「地域別」「会員ランク別」などターゲットを絞ったメール配信も簡単に行えます。

  2. 配信結果はCSV形式でダウンロードできるため、開封率・クリック率・エラー率などをExcelで自由に分析できます。PDCAを回しながらメールマーケティングを改善したい企業にも活用されています。

①CSVファイルを用いて、配信リストやユーザ属性をシステム側に簡単登録できる

こちらは「アララ メッセージ」の機能の1つです。方法としては、「アララ メッセージ」からCSVテンプレートをダウンロードし、CSVに顧客情報を入力後、「アララ メッセージ」にインポートします。これで登録完了です。

➁メールの効果測定結果をCSVで出力できる

こちらも「アララ メッセージ」の機能の1つで、「配信したメールは、どのぐらい開封されているのか」「メールに記載しているURLがどのぐらいクリックされているのか」などをCSVで見ることが可能です。

まとめ

今回のコラムで、「CSV」の特徴や使われ方、注意点などをご理解いただけましたでしょうか。

CSVはデータ交換だけでなく、メール配信や顧客管理、マーケティング業務でも広く利用されています。特に大量の顧客データを扱う企業では、CSVを活用できるメール配信サービスを導入することで、配信準備の効率化や分析業務の負担軽減につながります。

「CSVで顧客データを管理している」「メルマガ配信を効率化したい」とお考えの方は、メール配信サービスの活用もぜひご検討ください。

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アララ アカウントグロース部 中村
アララ アカウントグロース部 中村
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