AIに“丸投げ”は危険!?メルマガ作成でAIを上手に使う3つのポイントをご紹介

メルマガ作成でこんな悩みはありませんか?
「作成に時間も手間もかかりすぎる」
「AIを使えば文章も作ってくれるらしいけど、本当に使えるの?」

確かにAIは便利です。しかし、AIはあくまで“道具”であり、成果を生み出せるかどうかは「人間がどう使うか」にかかっています。「全部AIに任せればOK」ではなく、「どこをAIに任せ、どこを自分で判断するか」を意識することが大切です。

本記事では、メルマガ作成でAIを効果的に使うための3つのポイントと、実際に使えるプロンプト例をご紹介します。



目次[非表示]

  1. 1.AIは“指示”がすべて
    1. 1.1.良いプロンプトの3つのポイント
      1. 1.1.1.①目的の明確化:「何のために書くのか?」
      2. 1.1.2.②読者像の具体化:「誰に向けて書くのか?」
      3. 1.1.3.③構成・形式の指示:「どんな順序で出力させるか?」
    2. 1.2.実務ですぐ使える!おすすめプロンプト(コピペOK)
  2. 2.AIは”パートナー”であって”代替手段”ではない
    1. 2.1.たたき台を作る(ゼロ→イチの下書き)
    2. 2.2.表現を整える
    3. 2.3.複数パターンの生成と比較
    4. 2.4.メルマガの件名に悩んだ時は、アララ メッセージの「AIメール件名提案機能」
  3. 3.まとめ

AIは“指示”がすべて

AIに文章を任せたのに「なんだか的外れな内容が出てきた……」という経験はありませんか?多くの場合、原因は最初の指示(プロンプト)が曖昧だからです。


<悪いプロンプト例>

いい感じのメルマガ書いて

これでは目的も読者も不明確なため、AIは判断できません。文章の内容がぼやけたり、期待と異なる結果になったりします。


<良いプロンプトを作成するコツ>

AIに成果を出してもらうには、「目的」「読者像」「構成」を明確に伝えることが大切です。人に依頼する場合と同じで、「Aという目的で、Bという読者に向けて、Cの構成で書いてほしい」と具体的に伝えるほど、期待に近い文章が返ってきます。


良いプロンプトの3つのポイント

①目的の明確化:「何のために書くのか?」

文章作成で最も大切なのは目的です。例えば、

  • 新商品の認知を広げたい
  • リピート購入を促したい
  • セミナーへの申込を増やしたい


​​​​​​​目的がはっきりしていれば、文章構成や言葉選びも自然と目的に沿ったものになります。また、読者に「次に何をしてほしいか」も伝えやすくなります。例えば、

  • 「購入はこちら」
  • 「詳細を見る」
  • 「今すぐ登録」

など、目的に合わせてAIが行動喚起(CTA)も考えてくれるようになります。


②読者像の具体化:「誰に向けて書くのか?」

同じ内容でも、ターゲットによって文章のトーンや構成は変わります。

  • 20代女性 → 軽やかでカジュアル、絵文字や会話調
  • 経営者層 → 論理的かつ簡潔、実績やメリットを強調
  • 高齢者 → 安心感とやさしい語り口、具体的なサポート内容を丁寧に

このように、ターゲットが明確であれば、AIはその人に“届く”表現を探します。次のように、具体的に指示すると、AIは読者に届く表現を選びやすくなります。


読者像は「40代男性/中小企業の経営者/デジタルに詳しくないが業務効率には関心がある」としてください。


③構成・形式の指示:「どんな順序で出力させるか?」

AIは「自由すぎる指示」が苦手です。「テーマはこれ。じゃあ書いて」とだけ伝えると、文章の順序やまとめ方に迷い、内容が不安定になります。構成ルールや出力形式を指定すると、AIはその型に沿って文章を作成します。

  • PREP法(結論 → 理由 → 具体例 → 再主張)で構成してください
  • 「読者像」「配信目的」「本文(リード → 本文 → 行動喚起)」の順に出力してください


実務ですぐ使える!おすすめプロンプト(コピペOK)

前述の「目的」「読者像」「構成」を明確にした上で、以下のようなプロンプトでAIに指示してみると良いでしょう。


あなたはメールマーケティングの専門家として振る舞います。

1. ユーザーからメールマガジンのテーマを入力してもらう際に、必ず以下の質問をしてください:
「配信したいメールマガジンのテーマは何ですか?(例:製品名/サービス名/店舗紹介/豆知識など)」

2. ユーザーが回答したら、次の手順でメールマガジン本文を作成します:
   a. 回答されたテーマについて、Web検索や社内情報などを用いて概要を把握する。  
   b. そのテーマに関連しうる読者層(ペルソナ)を複数パターン想定する。  
   c. 各読者層ごとに抱えていそうなニーズ・課題と、メールを配信する目的(認知拡大/販売促進/リテンション向上など)をいくつかリストアップする。  
   d. それら候補の中から、最も効果的と思われる「読者層+配信目的」を1つ選定する。  
   e. 選定した「読者像」「ニーズ/課題」「配信目的」に基づき、PREP法やベネフィット訴求を用いて、魅力的かつ行動喚起のあるメールマガジン本文を生成する。  
   f. 最後に、以上の要素をすべて統合した「統合メール本文」を出力する。

3. 出力形式:
   - 読者像  
   - 配信目的  
   - 本文タイトル(キャッチコピー)  
   - 本文(リード→本文→行動喚起)  
   - **統合メール本文**:上記の内容を反映した、すぐに配信できる完成形のメール本文



AIは”パートナー”であって”代替手段”ではない

ここまでの内容を読んで、「AIって思ったより手がかかるな」と感じた方もいるかもしれません。しかし、適切な指示を与えれば、AIは“非常に頼れるアシスタント”として力を発揮します。特に、次のような場面ではその真価を発揮します。


たたき台を作る(ゼロ→イチの下書き)

「何から手をつけていいかわからない」
「ゼロからの構成が思い浮かばない」

こんなときは、AIにたたき台を作ってもらうことで、全体の方向性や流れがぐっと考えやすくなります。AIは“ゼロ→イチ”の負担を軽くし、文章作成の最初の一歩をサポートしてくれる存在です。具体的には、テーマや目的を伝えるだけで、リード文や見出し案、本文の骨組みまで提示してくれます。これにより、スタートダッシュが難しいと感じる場面でも迷いが減り、自分の手で文章を肉付けしたり、表現を整えたりする作業に集中できるようになります。


表現を整える

「この表現だとちょっと堅すぎる」
「読者に伝わるニュアンスになっているか不安」

そんなときは、AIに対して「もっと柔らかい表現に」「より説得力のある言い回しに」などと具体的な指示を出すだけで、内容はそのままに印象を変えることができます。

例えば、ビジネスメールでやや冷たく感じられる文章を、温かみのある言葉に置き換えることも可能です。また、カジュアルすぎる表現を、フォーマルで信頼感のある文章に変えることも簡単です。こうした微調整を短時間でおこなえるのは、AIを使う大きなメリットのひとつと言えます。文章の印象を整えることで、読み手に与える印象や行動へのつながりやすさも大きく変わります。


複数パターンの生成と比較

「どの方向性が一番効果的か分からない」と迷っているときも、AIに複数案を作成してもらうことで、比較検討が容易になります。例えば、キャッチコピーや本文の案を複数パターン出してもらい、ターゲット別に文体や表現を変えて依頼することも可能です。

「キャッチコピーを3案出して」
「30代男性向けと50代女性向け、それぞれ文体を変えて提案して」

このように指示することで、角度の異なる成果物を一度に取得でき、どの案が目的に最も適しているか判断しやすくなります。

さらに、複数案を比較する過程で、自分自身の考えや表現の方向性も整理され、最終的により質の高い文章を効率的に作成できるようになります。AIを上手に活用すれば、単なる下書き作成にとどまらず、文章の精度や多様性を高める強力なサポートツールとして活用できます。


メルマガの件名に悩んだ時は、アララ メッセージの「AIメール件名提案機能」

メルマガ作成で最初につまずきやすいのが、件名(タイトル)です。
「最適な件名が思い浮かばず、ありきたりな表現になってしまう」
「件名を考えるのに時間がかかってしまう」

そんな悩みを解決するのが、メール配信サービス「アララ メッセージ」に標準搭載されている「AIメール件名提案機能」です。この機能は、作成画面に入力した100文字以上のテキストメールやHTMLメールの内容をもとに、最適な件名を自動で提案します。提案された件名はそのまま使用できるだけでなく、画面上で自由にアレンジして、自分のイメージに合わせることも可能です。

また、「アララ メッセージ」ではお客様専用のHTMLメールを作成する「HTMLメールデザインプラン」や、メルマガの配信設定や配信内容をサポートする「メール代行サービス」なども提供しております。ご興味ある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


まとめ

AIを使うときに大切なのは、「何をAIに任せ、何を自分で判断するか」をはっきりさせることです。本記事で紹介した3つのポイント(目的・読者像・構成)を意識すれば、AIとのやり取りがスムーズになり、思い通りの文章が作りやすくなります。

AIは魔法ではありませんが、正しい指示を与えれば頼れる相棒になります。プロンプトをしっかりおさえ、あなたの工数削減に加え、分かりやすく・読者に届くメルマガを目指しましょう。




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