To・Cc・Bccの違いとは?ビジネスメールでの特徴と使い方

電子メールを送信する際、メールアドレスをどの欄に入力すればいいのか迷ったことはありませんか。一般的によく利用する宛先は「To」ですが、他に「Cc」「Bcc」があります。

本記事では、ビジネスでメールを利用する際におさえておきたい、「To」「Cc」「Bcc」の違いについて説明します。

目次[非表示]

  1. 1.To、Cc、Bccの基本的な違いと特徴
    1. 1.1.メールアドレスの表示範囲について
  2. 2.「To」(宛先)の使い方と特徴
  3. 3.「Cc」(カーボンコピー)の使い方と注意点
  4. 4.「Bcc」(ブラインドカーボンコピー)の使い方と注意点
  5. 5.よくあるトラブルと対処法
    1. 5.1.情報漏えい
    2. 5.2.配信遅延
    3. 5.3.迷惑メールに判定されてしまう
  6. 6.メール配信システムを利用するなら「アララ メッセージ」

To、Cc、Bccの基本的な違いと特徴

はじめに、それぞれの特徴を見ていきましょう。


返信義務

表示される範囲

使用目的

To

あり

すべての受信者

社内連絡など

Cc

なし

すべての受信者

プロジェクト進行など

Bcc

なし

ToやCcに指定した人には表示されない

取引先とのやりとり

上記のようにTo、Cc、Bccはそれぞれ役割が異なります。大きな違いは、メールを受信する相手に「アドレスが公開されるかどうか」と「メールにどのように対応してほしいか」にあります。メールを送信する際は、それぞれの特徴をよく理解した上で使い分けるようにしましょう。

メールアドレスの表示範囲について

ToやCcにメールアドレスを入れてメールを送信すると、受信者全員にそのアドレスが表示されます。社内連絡など、お互いにメールアドレスを共有しても問題ない相手同士であれば問題ありませんが、社外の方へ送る場合には注意が必要です。

一方、Bccを使用すれば、他の受信者にメールアドレスが表示されないため、一斉送信でも相手のプライバシーを守ることが可能です。取引先に同じメールを送りたい場合や、顧客にメルマガを配信する際には、Bccを活用することで一通ずつ送る手間を省けます。また、受信者からは他の送信先の情報が見えないため、安心してメールを送ることができます。

「To」(宛先)の使い方と特徴

「To」は、メールのメインの宛先であることを示します。ビジネスメールでは、Toに指定されたすべての人に返信を求めるといった意味を持ち、以下のようなシーンで使用されます。

  • それぞれに返信を求める社内連絡
  • 担当者が複数人いる場合の商談先へのアポイント

基本的にToは1人の相手に対して送るメールで用いられますが、複数人にそれぞれ返事を求める時にも便利です。

【参考:Toへのメールアドレス挿入例(Gmailの場合)】

なお、Toに記載したメールアドレスは受信者全員に表示されるため、情報漏えいにつながらないか十分に注意が必要です。また、複数人がTo指定されている場合、受信者によっては「自分も返信すべきか」と迷う可能性があります。そのため、返信が必要な場合は、メール本文に返信を求める旨を明記しておくと良いでしょう。

「Cc」(カーボンコピー)の使い方と注意点

「Cc」は、Carbon Copy(カーボンコピー)の略称で「To」に送ったメールと同様のものを送ることができます。メインの宛先ではない相手にも情報を共有する際に使用します。なお「Cc」に記載したメールアドレスについては、メールを受信したすべての人が確認でき、以下のようなシーンで使用されます。

  • 上司への報告
  • 関係者への情報共有
  • プロジェクトメンバーへの連絡

Ccで送信する場合は、Toで受信した人がCcの存在に気づけるよう、本文中に以下のように記載すると親切です。

株式会社◯◯
△△様
(Cc:□□様、□□様、□□様)

いつもお世話になっております。
……

こうすることでToで送った人が返信する際、Ccに入れるべき人を忘れたり不適切な内容を送ったりすることを避けることができます。

「Bcc」(ブラインドカーボンコピー)の使い方と注意点

「Bcc」は、Blind Carbon Copy(ブラインドカーボンコピー)の略称で、ブラインドというワードが示す通り「Bcc」に含まれたメールアドレスは受信者に表示されません。Bccはメールアドレスも個人情報の一つであることから、不特定多数に公開されないよう考慮された機能です。

先述にて説明した「To」と「Cc」は、メールを受信したすべての人がメールアドレスを確認できますが「Bcc」に記載したメールアドレスは一切表示されません。例えば、取引先に送ったメールを上司にも共有したい場合、Bccで送ることで上司のメールアドレスを取引先に知られることなく送信できます。

また、面識がない複数の相手に同じメールを送りたい場合にも便利です。この場合は「一斉配信のためBccで失礼します」と一言添えると良いでしょう。

よくあるトラブルと対処法

BccやCcは、誤った使い方をすると大きなトラブルに発展してしまうリスクがあります。特徴をよく理解して、以下のようなトラブルを起こさないように対処しましょう。

  • CcとBccを間違えて設定してしまった
  • Ccに入れるべき相手のメールアドレスを間違ってしまった
  • Ccで届いたメールへの返答を全員に対して送ってしまった

こうした間違いは、場合によっては業務に支障をきたしたり、情報の漏えいによって信用を損ねたりする危険性があります。未然に防ぐために、以下の点に気を付けましょう。

  • CcとBccを正確に使い分ける
  • むやみにCcで共有をしない
  • アドレス帳をこまめに整理する
  • メール設定を見直す
  • 返信時の共有範囲に気を付ける
  • 送信前によく確認する

メールの送信は、宛先が多くなればなるほど、より慎重におこなう必要があります。CcやBccで複数人に対してメールを送る場合は、送信前によく確認されることをおすすめします。

情報漏えい

本来送る予定のなかった相手を宛先に入れてしまったり、Bccに設定すべき宛先をCcにしてしまったりと、メールの誤送信には十分な注意が必要です。特に、Bccの設定ミスによるメールアドレスの漏えいは多く見られます。さらに、顧客情報などを含む添付ファイル付きメールを誤送信すると、さらに深刻な問題につながるリスクがあります。配信設定や添付ファイルを十分に確認した上でメールを送信するようにしましょう。


配信遅延

ToやCc、Bccなどに大量のメールアドレスを入れて一斉にメールを送信すると、サーバに大きな負荷がかかり、送信に時間がかかることがあります。場合によっては、日中に送信したメールが宛先に届くのが真夜中になることもあり得ます。
https://am.arara.com/blog/012
多くの宛先に一斉メールを送信したい場合は、メーラーではなくメール配信システムを利用することで、このような配信遅延を回避することができます。


迷惑メールに判定されてしまう

大量のメールを一つの送信元から送信すると、迷惑メールと判定される可能性があります。また、一斉に大量のメールを送信すると、受信側のプロバイダやキャリアからスパムだと疑われ、送信元がブラックリストに登録されてしまうこともあります。送信元のIPアドレスがブラックリストに載った場合、メールは迷惑メールフォルダにすら入らず、受信者に届く前にブロックされてしまうため対処が必要です。


せっかく送信したメールを確実に届けるためにも、大量送信をおこなう際は、迷惑メール対策などをしっかりおこなっているメール配信システムなどを利用すると良いでしょう。

メール配信システムを利用するなら「アララ メッセージ」

メルマガ配信やシステム連携による通知メールなど、多くのメールアドレスに確実にメールを届けたいときには、「アララ メッセージ」の利用をおすすめします。大量かつ高速に配信できるうえ、到達率も高く、メール配信に必要なあらゆる機能を搭載しているため、エンジニアやマーケティング担当者の負担を軽減できます。

料金は月額9,500円からで、配信通数に応じた分かりやすい料金体系となっています。リスト管理や効果測定など、配信効果を高める機能も標準装備されているため、大規模配信はもちろん、少量の配信でも十分に価値を実感できます。

なお、アララでは、リソースが足りない企業さま向けにメール作成~配信、効果検証をおこなう各種代行サービスも用意しています。業務負担の低減や業務効率化を検討中の方は、お気軽にご連絡ください。

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